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悔しさか悲しさか

一山越えたと思って深呼吸したら、また一山。一難去って成長したぜと安堵したら、また一難。
・・・どころか、三難くらいのトリプルパンチ。一人、海外に身を置いて多国籍企業で働くって難易度高くない!?

言語や文化の違いを多少飛び越えたつもりになって、信頼関係ができたかなと思った瞬間に、別のプロジェクトや異なるメンバーの組み合わせが降ってきてリセット。
その度に、即興力や喋りでは圧倒的に劣ることを理解しているので、「あぁ、またきっと最初のうちは相手を不安がらせるのか」と自己の呪縛に苦しめられる。

相手の期待値をはじめは下げておいて、持ち前のコツコツさと責任感を発揮して後から良い意味で裏切る方が、その逆より、あらすじ的には面白味があるんだけど。

しかしやっぱり、今日はとても悔しい思いを抱いた。

自分のパフォーマンスが振るわず、反応が一呼吸遅れて、理解にエネルギーを割いたがゆえに先回りする方に頭が働かず、相手の言うままにアクションを「はい。はい。」と従うような流れ。

そこに来て、各々が「しめた」とばかりに、勝手を言い出し別のExpatからはマウントを取られ、言い聞かせるような口調でアクションを指示され、私がお膳立てしてたのにも関わらず、あたかも自分でやりましたという態度。
さらには、理由があって留保していたことを全員の前で責められ、その理由を掲げていた本人までが砲撃手となって弾を向けてくる。

もう少しできたはずだ、自分。ズタボロの気持ちで会議室を後にした。
これは悔しい。しばらく引きずる悔しさだ。

しかし、悲しい、ではない分、救いようがある気持ちだと奮い立たせる。
悲しい、は相手から敵意や攻撃的な言葉、理不尽な対応を向けられたときに感じる気持ちで、自分由来ではない。相手起因でかつ感情が絡むことが多く、どうしようもできないことが多い。

悔しい、は自分が原因で起こったことや、対策を講じればなんとかできるはず、という道筋が見えていることが多い。

というようなことが、自分の心の様子を観察することでわかってきた。

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