夏至を前に、ざっくり1年を振り返る
明日、6月20日は夏至だ。北半球で日照時間がもっとも長くなる日。ここ数日のイギリスは、明るい光と爽やかな空気に溢れ、最高に美しい。
夏至を過ぎたらまた冬に向かって少しずつ日が短くなるのか、と思うと、夏の終わりを感じ切なくなると同時に、長い夜の到来が待ち遠しくもある。
一時帰国からイギリスへ戻ってきて、さて下半期も頑張るか、と思っていたら、チーム内で担当案件のシャッフルが行われ、これまで進めていた案件を同僚に引き継いだり、新しく割り振られた案件のキャッチアップに追われたり、忙しない日々が続いていた。
新しい担当案件では、社内外メンバーが一新され、またゼロから関係構築するのかと思うと少々気が重い。少なくないメンバーの名前と役割を調べて覚え、迫る期日を頭に入れながら、はじめましてと挨拶しつつ相手にアクションしてもらわなければならない。過去の経緯やプロトコルを知らないので、上司や同僚を頼りつつ、手探りで掴んでいく。
はて、1年前の私はどんなことを考えていたのか、と振り返ると、「自分ができなさすぎて恥ずかしい、情けない」という思いに溢れていた。
そこから色々な波に揉まれては、乗り越えてきて、だいぶ図太くなってきたと思う。何人かの同僚がチームを去り、新しく入ってきては組織が変わり、自分が教える側にシフトしてきたことも自信につながっている。
どんなマインドでいたかと思い返すと、こんなところだろうか。
自分が達成したことは、どんなに小さなことでも、言語化し人に伝える。
人にも自分にも期待しすぎない。過信もしないし、卑下もしない。
近視眼的になっているなと気づいたら、少し先の未来の自分を思い描く。
英語に関しては、嘆いていないで、勉強し体得し続けるしかない。
誠実に生きる。
日本で久々に再会したかつての上司から、「すごく成長したね」と言われ、嬉しかった。経験を積んで、面の皮が厚くなってきたのだろう。また頑張ろう。