暗いところで本を読むと視力が
つい最近、このような記事を見た。
子供の近視化が問題視されている。よく言われる原因として最近の子供は、外で遊ばずに家の中でばかり遊んでいるから、近視が進むというやつ。
なるほど多分そうなのだろう。
反対に昔から言われていることの一つに、暗いところで本を読むと目が悪くなるよ、というのも良く聞く話だ。
近くを見るときは毛様体筋が緊張⇒水晶体を吊っているチン小帯が緩む⇒水晶体の弾力で膨らむ⇒ピントが合うというのが一連の流れである。
毛様体筋は虹彩に引っ付いているからか、調節 (ピント合わせ) を行う時に縮瞳 (瞳孔を小さく) する。
でも暗いと光量が足らないので、散瞳 (瞳孔を広げる) させる必要がある。
散瞳したいのに縮瞳が起きるという、あべこべな状態が発生する。
近くを見るときに、調節しなくてよい状態になればいいのだが、それは近視が進行した方が都合が良いということになる。
近視化していれば、もともとピントは近くにあるわけだから調節は少なくて済むので縮瞳は起こらず散瞳したままで近くが見る事ができるからだ。
最初の話に戻ろう。
太陽光の元で遊ぶということは、当然明るい状態をいう。
明るい状態では、光量を制限するために瞳孔は縮瞳している。
単純に考えれば、遠くを見るには程良い遠視の方が有利である。
明るいところで遠くを見る(遊ぶ)のは遠視化に優位であり、反対に暗いところで近くを見るということは近視化に優位であると考える事は出来まいか。
実際は近視化を防ぐ、もしくは遅らせることは出来ても、軸性の近視なら遠視化する効果は望めないとは思うが。
成長期に、近視を防ぐ効果とがあるものとして、アトロピン点眼薬があると聞いたことがある。アトロピンは、散瞳、調節マヒをうながす効果だから、そこら辺と関りがあるのかなとも思う。
まあ、それっぽい事を書いたが、多分こんなことを言っている人はほかにいないと思うし、研究者ではないので実証することもできない。
あくまでも私の妄想なのでルネ理論とでもしておこう(笑)
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