腹=肚=胎(ハラ)が大事
以前、「言葉は出てくる場所が大事」ということを書きました。
この時は、「書くこと」の視点から見ていたのですが、
書くことだけではなく、すべてにおいて共通するんだなと改めて感じています。
「こうしたい」「ああしたい」という声が出てくるときがありますよね。
そのときに、私は大きく2タイプある感じがしています。
1つは単純に頭で考えて出てきたこと、感情から出てきたもの。
私の感覚としては、カラダの上の方から出てくるものです。
そして、もう1つが腹・肚・胎から出てくるもの。
どれも「ハラ」と読みますが、カラダの下のほうから出てくる感じのもの。
とても感覚的な話で、分かりにくくてスミマセン…
という感じなのですが、本当に体感としてはそんなふうに感じます。
人ってどうしても頭で考えて出した結論から行動をしがちです。
でも、思考って今までの経験や知識の中でしか判断ができないのです。
なので、判断や行動が限られてしまう。
それをブチ破ってくれるのが、「肚」から出てくる言葉。
そんな気がしています。
思考から出てこないので、少し勇気のいることだったり、想定外のことだったりします。
でも、大きな決断こそ「肚」からの声を大事にすると、そのあと何があっても後悔したり、失敗と思うことはないような気がするのです。
腹を据える、腹をくくる
なんて言葉がありますが、その腹こそが肚・胎を意味するもの。
昔の人は、この「肚」からの声を何となく理解していたのかもしれません。
この肚こそが自分軸の「核」となるもののような気もしています。
腹・肚・胎からの声を「無理」「ダメ」と押し殺さず、出来るだけ聞いてあげる。
そうすると、自分が考えもしなかった展開や方法が見えてくるのかもしれません。