見出し画像

気持ちの根っこの部分

31歳にして、新しく始めた仕事を
わずか1ヶ月で退職してから約10日ほど……

(仕事内容:とある施設の給食調理員。
調理の仕事かと思いきや、仕事の85%は掃除で15%は配膳みたいな感じだった。)


・なんで1ヶ月しか続けられなかったんだろう

・なんで31歳の今、新卒の頃の自分と同じような萎縮のしかたをして病んでしまったんだろう

・次の仕事こそは長く続けたい、ちゃんと活躍したい。なんの仕事だったらできるんだろう

ずーっと色々考えていました。


ーーーーーーーー

もし大学受験前の高校時代の自分に会えたら、
「保育系には行かないで!ほかの分野のほうが肌に合うと思うし、将来もっと自分に合った仕事に就けるよ!」って伝える。

高校時代の私は本当は音大に行きたくて、でも突出した才能や実家の太さがあったわけではなくて。音楽が得意なことを活かせそうな仕事で思いつくのは「その道のプロ」もしくは「保育・教育現場」しかなかった。だから音楽の道を諦めて保育系に進んだ。

結果、多分もともとそんな好きじゃなかった子供が大嫌いになり、今でも子供は本当に嫌い。(もし自分のその性格に気づかないまま子供を産んでいたら虐待してしまったり色々と悲惨だったかもしれないけど、保育系に進まなければここまで子供に対して「生理的に無理!」という感情は抱かなかったのではないかと少し後悔している。)

保育士をやめて色んな仕事をしてから「自分はパソコン操作がものすごく好きなんだ」ということに気づいたけれど、中途社員をエンジニアとしてちゃんと育ててくれる会社なんてそうそうない。
だったらプログラミングの専門学校に行ったり、新卒でシステム系の会社に入ればよかった……

ーーーーーーーー


↑ここまでの考察 (?) は、人生の中で何十回も何百回も繰り返し考えました。ずーっとずっと、ことあるごとに考えてしまいます。

しかしながら、もう少し深掘りしてみると……

よく「お金とか才能とか世間体とか外見とか、なーーんにも気にせずに好きな職業を何でも選べるとしたら何になりたい?」みたいな質問を見かけると思います。

私はその質問に「これ!」という特定の職業は思い浮かばないのですが、色々思い浮かぶビジョンの中で、3つほど共通点がありました。

①お人形のように素敵な服装をしている姿

②自分の固有の能力で勝負している姿

③集団の中にはおらず、個人プレイで働く姿


歌手や女優、楽器の演奏家、モデル、画家、アーティスト寄りの職人、作家、いろんな職業が思いつきましたが……

どれもこれも、「素敵な服を着て取材を受けている姿」みたいなイメージが共通しています。

才能を褒められ、外見を褒められ、素敵にメイクアップされ、いちばんいい写真が雑誌やポスターに載る。そんな姿への憧れが強いのです。

突然ですが、私はかなり小さな頃から「芸能人」という存在がものっっすごーーーく嫌いでした。

ただでさえチヤホヤされて自分らしく振る舞うことが評価されて (そう見えた)、才能も外見もぜんぶ認められて、その上お金もいっぱいもらえて優遇されてラクばっかりしているように見えて、本当に嫌いでした。

でもきっとそれは憧れの裏返しだったようです。
小さい頃から、私もそうなりたかったんですね。



この本音に気づくと、保育などの福祉系の仕事や食品系の立ち仕事が嫌で全然続かなかったのにも納得がいきます。

私、素敵な服が着たかったんだ。

取材されることもなければ雑誌やポスターに自分の姿が載ることもない人生だけど、せめて。せめて自分の好きな服を着て、好きな髪型をして、せめて自分だけは鏡の中の自分に「今日もかわいい!」って言ってあげたい。

IT事務の仕事で大変なことがあっても、電車通勤がつらくても、それでも頑張れたのは「毎日の服を選び、メイクアップする楽しみ」があったからなんだ。

そのささやかな楽しみは、立ち仕事では叶わない。

「汚れてもいい服」で仕事しなければいけない毎日は私の心をじわじわ殺していく。調理系だと髪の毛まで隠さなければならない。全然かわいくないし、その自分の姿は「好きじゃない」。好きじゃない姿では自信もモチベーションも持てなくて、だから仕事も思うようにできなくて、萎縮して。。


馬鹿みたいな本音かもしれませんが、私にとっては本当に切実な気持ちのようです。(そういうの、みんなにもあるよね?)

パソコンが好きな気持ちやスキルアップしたい気持ちは本物なのですが、たぶん「スキルアップしないと、年取ってからの選択肢が狭まっちゃう!また嫌いな仕事しか選べなくなっちゃう!」という焦りもあるんじゃないかなと思いました。

世の中にはいろんな人がいるから、好みも得意分野も千差万別。だからこそ、いろんな個性の人がそれぞれみんな自分らしく働けますように。

私も、自分らしく働きたいです!!

爪の形はコンプレックスだけど、ネイルは好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?