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自分と向き合え!!特に血圧には ④ 完結編

一大巨編となってしまった、私の血圧との闘いの軌跡。
今までのお話はコチラから↓↓


いつもなら、血圧手帳を手渡されて、毎日血圧を測れと言われても、そんなんめんどくせーわとなり、そこの病院には行くことがなくなってた。
でも、ベストドクターズ3期連続選出されたという、この先生のことは聞いておいた方が良さそうだと、もう一人の私が言った。

おとなしく手帳を受け取り、2週間、朝晩測り記録した。
先生が言うには、家庭血圧の目標値は125/75らしい。
診察室血圧は130/80

125/75なんて、若いときでもそんな数字になったことないわ。
もう絶対に薬飲めって言われるじゃん。
いやだな~、と思いながら測ってみたら・・・。

そしたら、だいたい平均が、上が130台後半、下が80台後半という結果になった。

あれあれ?
去年の今頃は、140台とか150台に乗っかってたのに、ずいぶんと下がってるじゃん!

今までの苦労の結果?
やっと努力が報われた!
先生が言う、125/75よりはまだ高いけど、この努力を訴えれば、今すぐ薬を飲まなくてもいいかもしれない。

先生に訴える内容を、頭の中でシミュレートして、私は次の診察に挑んだ。


結果からいうと、完敗。
薬は飲むことになった。

家で測った記録だけ見れば、今すぐ飲まないといけないかというと、まあ、難しいところやねぇと言われて、ここだ!と思った私は、今までの努力の話をして、私としてももうちょっと様子を見てもらいたいと訴えた。

でも、そんだけ長期間、高血圧の状態のままいたことがバレる結果となってしまった。
ヤブヘビだった(泣)

加えて、両親が脳疾患であること、血液検査でコレステロール値も高かったこと、診察室血圧も170/90をマークしてたし、やっぱり飲んどいた方がいいかも、という話になった。

実を言うと、先生には言わなかったが、血液検査の結果を見ると、今まで基準値内であった腎臓や肝臓の数値も若干悪くなってた。
高血圧を放置してると、他の臓器にも悪影響が出るという話は、健診のときにされていた。

そんで決め手となった先生の言葉なんだけども。
「今まで努力してきたことはわかるけど、でも、そんだけやってもここまでやったやろ?」
「これ以上下げようと思ったら、今までよりもっと食事管理を厳しくして、運動の強度も上げないとダメっていうことやで」。

確かに。
まさしくその通り。
おっしゃる通りです。

今までやってきたことは、ムダではなかったけれど、まだ足りてなかったのだ。
そのことにやっと気がついた。

「それでもまだ薬なしでやるっていうなら、それもいいけど、続けられる?

ムリです。
続けられません。
もういいかげん、疲れてきてるし。
限界感じてきてるし。
これ以上のことなんて、絶対ムリ。

というか、ずっと私は逃げていたのだ。
自分の血圧から。
両親が脳疾患で倒れたという事実からも、逃げていた。
病気にはなりたくない、とはいえ、今普通に暮らせているのだから、まだ大丈夫、まだ大丈夫と決断を先延ばしにしていた。

それでもまだ、「薬、飲みます」とは自分から言えなかった私。
しかし、心が動かされてるのを察したのか、先生は「飲んでみよっか」と言いながら、処方箋の入力を始めた。


ここまで、じっくり15分くらいは話しただろうか。
こんなに病院の先生と話をしたことはない。
質問をすれば、こちらに体を向けて、最後まで話を聞いてくれる。
それが嬉しかった。
私の今までの努力も認めてもらえたし。

それでも、まだまだ不安はある。
ずっと薬を飲み続けることによる、身体の負担。副作用。
でも、この先生ならきっと、私の抱えてる不安を、一つ一つ解決していってくれそうだ。
私も遠慮なく、自分の思ってることを話していきたい。

薬を飲むからと言って、今までやってきたことの手を抜くわけにはいかない。
これからも食事管理と運動は、自分のできる範囲で続けていく。
なんなら、薬の量を減らしたり、薬を飲まなくてもいいと先生に言わしたい。

信頼のできるお医者さんに出会えて、やっと自分の血圧と向き合う決心ができた。

私の血圧との闘いは、今始まったばかりである。


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