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想像の羽を伸ばす
昨日、「カリオストロの城45周年記念上映」に行ってきた。
45年の時を超えて、一気に中学生に戻った私は、その興奮が冷めやらぬうちにと0:00前にnoteを書き終え、入浴後、夜中の1:00から映画版ルパン三世の1作目、「ルパンVS複製人間」をDVDで観始めた。
エロのないルパンは物足りないとnoteに書いたら、どうしても観たくなってしまったのだ。
うん。
いい。
ヒジョ~~~~~~にいい。
フ~ジコちゃんが美し過ぎて、エロ過ぎて、小賢し過ぎる。
ルパンもバカかというくらいスケベ過ぎて、実にいい。
こういうのがいいと思っていた中学生の私は、かなりのおマセさんだったようだ。
観終わったときにはもう3:00。
こんなに夜更かししたのもいつぶりだろうか。
そういえば、中学高校のとき、夜中にテレビで昔の映画をよくやっていた。
家にビデオデッキがまだなかったので、眠い目をこすりながら、親に早く寝ろと怒られながら、よく観たものだ。
そんなことを思い出しながら床につく。
そういえば、とまた思い出したのだけど、ルパンシリーズに大ハマりしていた中学時代、次元大介を愛しているといっていいくらい好きだった私は、眠りにつくまで頭の中で、次元との様々なストーリーを作るという、今思うと、とってもイタくてハズイ遊びをやっていた。
あるときは、貧しさからスリやサギをやりながら日銭を稼ぐ孤独な女性。
あるときは、日々孤独感と欲求不満を募らせている、大富豪夫人。
「カリオストロの城」を観たあとは、ちょっとロリコン的な役を自分に与えて、次元と出会い、恋に落ち、最後は決まって私が死ぬ、という物語を頭の中で作っていた。
キーワードは「孤独」。
中学高校という思春期の頃は、私の人生の中で最も孤独な時代だったので、同じく孤独を抱えている次元大介に、シンパシーを感じていたのかもしれない。
あまり楽しい思い出がなかった思春期だけど、次元とラブラブになったり、喧嘩したり、別れたりしていたこの時間は、楽しかったな。
昨日も昔のように、次元との愛の物語を作ろうと思ったが、横になったら速攻寝てしまった。
やはり年には勝てない w
中学生らしくイタイことやってたけど、その想像力はすごいものだと、我ながら驚く。
年を重ねると、現実ばかり目について、想像の羽を伸ばすことをしなくなった。
「赤毛のアン」も想像力を働かせることによって、孤児というつらい境遇を乗り越えた。
「ガラスの仮面」の北島マヤも、想像し演技することによって、様々な人生を生きている。
空を飛びたいと夢見たライト兄弟は、飛行機を作った。
現実逃避と言われればそれまでだけど、想像することによってなんにでもなれる。なんでもできる。
ついには現実になることだってある。
誰にも話せない孤独を抱え込んでいた中学生の私。
次元にそれを話し、お互いの孤独を癒し合い、やがて別れを迎えたとき、またひとつ強くなれるような気がしていた。
その作業が、あの頃の私にとって必要だったのだ。
決して単なる厨二病ではないということを、ここに記しておこうと思う w
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