泣いたのはなぜ?
あれこれ読んでいたノート。
なにか書きたいかな?
どうやって書こうかな?
そんな事を思っていました。
"役に立つ事"なんて書けないし、
誰かに読ませる価値なんてないだろうな。
けど、日々の気持ちは残せるかもしれない。
可愛い息子との毎日を残せるかもしれない。
そんな風に思った。
2018.4.2 2700gで産まれたのは、
眞生 まお。
男の子。
顕微授精をして、胚盤胞に育った3個の受精卵。
"コレ!"と指差して、そのままお腹で育ち、
帝王切開で産まれた。
世間で言う不妊治療だけど、
確率100%だから、
なにか申し訳ない気持ちにもなる。
その逆、眞生は強運しかない生命なのかもしれない。
そのあと眞生の父と離婚…
母の辛抱が足りなかったのだろう。
父の自覚も足りなかったのだろう。
どっちにしろ、
私が気分良くいられないと言うことは、
子供にも良くないと言うことだけはワカル。
だから離婚して良かったと思っている。
潔く"母ひとり子ひとり"をやると、
サバサバとした毎日でいられる。
私が笑いかけると、眞生は笑う。
偽物の笑顔なんて作れないから、
これで良かった。
2年が過ぎ、
今朝。
いつもと違う気持ちで、
泣いている眞生を見ていた。
ワーワー大泣きする事はたまにある。
そんな時は自分で落ち着くまでほっとく。
文字通り、一人にする。
それが良いのかはわからないけど、
頃合いを見て側に行くと「ままー」と小さく答えるから仲直りのハグとか、仲直りのタッチとかで気分を変える。
本人も気まずいのか、拙い発音で、
「ばいくー」「きゅーきゅーしゃ」「でんしゃ」とかあまり関係ない事を言う。
私はそれに全力で乗る。
彼と暮らす前から犬がいて、
そのトレーニングの理論に似ている。
…と言うか、そのまんま、それ。
犬と、同じ。
チワワの赤ちゃんだった眞生が、
力も重さも知力も体力も、ボーダーコリー位にはなったと思う。
家に大きな犬がいる、ほどには散らかっている。
人の靴を履くな。
家に入って来ないで。
私が変化したのか、
眞生が変化したのかはわからないし、
気のせいかもしれないけど、
今朝の涙は胸に詰まった。
保育園に預ける事に罪悪感みたいなものは全くないし、むしろ預けられなかったら、
叩き殺してしまっていたかも知れない。
実際はそんな事しないけど、
それくらい追い詰められていたと思う。
赤ちゃんって本当にしんどい。
だから離れる時間が必要だった。
そして、家では教えられない事を
学び、感じ、体験している。
保育園最高。
そして、何よりも、
子供は天才だと思う。
涙の訳はわからないけど、
天才だと思った事があったら書きます。
いつか眞生が読むだろう。
その時の彼に向けて。