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今年2020年のこと。東洋占術的に。
夏らしい事も別段せずに、8月が終わろうとしてます。致し方ないとは言え、あんまりなので…
かき氷を食べに行きました。醒ヶ井の水で出来た氷は、とても優しくて美味しゅうございました。
さて。8月は終わりですが、東洋占術では年の変わり目は節分。来年の2/2まで、まだ5ヶ月あります。まだ5ヶ月もあります(大事なことなので、二回)
敢えて今、今年2020年について、東洋占術的に書いてみたいと思います。
今年2020年は、干支では『庚子(かのえね)』の年。
庚(かのえ)は、変化。これまでの姿を脱し、新しきに変化をする事。五行では、金。
子(ね)は、万物に命が宿る状態。生命の始まり。五行では、水。
金は、水を生む関係。
ここから生まれる、この年から始まる…。
これまでを踏まえて、次の新しい姿を目指して始まる進化の年。新しい12年の始まりの年。
干支は、60年で一巡り。
過去の庚子の年も色々節目になった年ではありますが、最も分かりやすいのは1600年かなと個人的に思います。
関ヶ原の戦いの年。この戦いを境に、この国の姿も変化を遂げました。
そして今年2020年の庚子も
後世の人に「コロナ禍の年か…」と言われる事になるのでしょう。
暦でもお馴染みの九星では、七赤金星の年。
七赤金星も五行では、金にあたります。
昨年、元号が令和に変わりましたが、
その元号の最初に迎えた金の年の在り方で、その元号の間の金運が決まるとも。
今年は、お金に関してもこれまでと違う事が生じている方も多いかと思います。
非常に悪くなり苦労している方もいる一方で、
この年から転じて、かなり良くなっている(良くなった)人もいます。
お金の事・収入を得る事に関して、これまでとは異なる新しい事を始めるのにとても良い年です。
お金の勉強を始めたり、使える制度について学んだり、収支をきちんと把握する習慣を持ったり、今まで苦手としていた事や避けてきた事に向き合うととても◎
ネズミは、子をたくさん産みますが、
この年から始めた事が「ネズミ算式に増える」事を願って、大いに実をなすことを願って、種まきをここから。
コロナ禍は、人間の姿を分かりやすく見せてくれました。こういう人であったか…と気付かされた人もいるかと思います。
そうした気付きは大切で、見るべくして見た・知るべくして知った姿であったと思われます。
気付いてしまった事も違和感も無かった事にせず、関わりを考えたり、少し距離を空けてみるのも良いかと。離れる事で、良い関係を築ける場合もあります。
人間関係で疲弊していた部分を見直し、『個である自分を大切にする・尊重する』時間を持つ事を始める。
独りの時間をとことん楽しむのも良いと思います。
そして、好きな人達や楽しみを共有出来る人は、変わらず大切に。会えなくても可能な手段で連絡を取り合ったり、繋がりを大切に。
この年から、新しい習慣を始めるのも大変良しです◎
新しい事を始めると、体内の気が変わります。「気が変わる」と、発想も行動も変わります。それは、例え些細な事であったもしても、大いなる変化の始まりに。
兎にも角にも、コツコツと地道に続けていくことが鍵です。
美は(筋肉も)1日にしてならずと言いますが…
開運も1日にしてならず(これはとても大事。試験に出ます、多分。)
子(ね)年というのは、決して暗い年ではないと思います。
五行において、子(ね)の季節は旧暦の11月頃を指します。冬至を含む頃。
冬至を指す言葉に、『一陽来復』があります。
一陽来復とは、極まった陰気・暗闇の中で見えてきた、一筋の希望の光。
不遇の辛い時期が続いてきたところに、陽の光が差してきて、幸運の訪れを感じる兆しのこと。
苦難を超えて、ここから新しい時代の始まりの年です。
これまでがあまり良くなかったのなら…ここから変えていく事も可能な、希望の始まりの年です。
これまでとは違う新しい何かを是非。そこからきっと、一筋の光が差してくるでしょう。
ところで。かき氷は亀屋良永さんで食べたのですが(涼しくなるまでは、本店で食べられるとの事。いつまで可能かは分からないので要確認デス)
こちらの“一陽来福“も大好きなオヤツです。
※1月に講座を受けて下さった方には、一部口頭で申し上げた事の振り返りになりましたが、ご容赦下さい。皆さんのご多幸を願っています。