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神功皇后様にお参り。
3月の頭。ふと思うところがありまして、神功皇后様にお参りしたくなりました。どこに行こうか、悩むこと数日。
早咲きの桜が咲いていると知り、いつもと違う道にお散歩。
春めき桜。
淡いピンク色が可愛いらしくて、とても見事な咲き振り。
こちらは、繁昌神社の直ぐ近く。
お久しぶりですが、素通りする事は出来ません。ご挨拶と以前お世話になったお礼を再び。(神仏には、感謝もお礼も何度しても良いものだと思います😌)
朝からお散歩して可愛い桜を愛でて、閃きました💡神功皇后様メインの素晴らしい神社を私は知っているではないか…!
彼岸も近づいた翌々週の休みに、伏見へ。
御香宮(ごこうのみや、ごこうぐう)神社に。
京阪・伏見桃山駅/近鉄・桃山御陵前駅で下車。徒歩直ぐ。
創建は不詳。平安時代には既に在り。歴史は古く、豊臣秀吉や徳川家とも縁の深い御香宮は、何かと立派です。
表門をくぐった直ぐの鳥居。
広い敷地。
拝殿の見事な造り。
こちらが本殿。
主祭神・神功皇后
神功皇后様はその逸話から、安産の守護神として大切に祀られています。
神功皇后は、ある日朝鮮半島への出兵の神託を受ける。それを夫・仲哀天皇に伝えるが、天皇は神託を否定して従わない。その後、天皇は急死。再び同じ神託を受けた神功皇后は、お腹に臨月の子供を身ごもったままで朝鮮半島に出兵。新羅・高句麗・百済を支配下に治める。帰国後、無事に男子を出産したことから、安産守護・子育てのご利益があるとされています。この時生まれた子は、八幡神と呼ばれる応神天皇。
御香宮にお参りに行くと、お宮参りのご家族に会うことも多いです。小さな命の可愛い姿・おめでたい光景は大変に尊く、離れたところで密かに悶絶しています。有難い限り。
こちらに初めてお参りしたのは、20年程前。当時この近くで暫く働いていまして、ほぼ毎日お参りしてました。
その仕事を辞めた後も、伏見桃山に来た時にはお参りしてます。広い立派な境内をお散歩するだけでも、心が落ち着きます。
安産の加護も並々ならぬとは思いますが、神功皇后様と言えば、やはり軍神です。お姿が描かれた浮世絵などは、大抵武具を持ってます。
誰かと比べて勝ちたいとは、正直あまり思いません。それは実に小さな事です。
しかし。ズルいというか卑怯というか、誠実ではない生き物や事柄には、打ち勝ちたいと強く思います。そうした事からも守って頂ける、勝利を与えて下さる有難い女神様。神託を受ける巫女であったのも心強い存在。
ところで。こちらではご神水も汲めます。
『御香宮』の名は、この境内から香の良い水が湧き出て、病気平癒などの験により、平安時代に清和天皇に賜ったもの。
今も水を汲む人の姿は絶えません。久しぶりに頂きましたが、とても優しくて美味しい水でした。
無事にお参りを終えた後、界隈をお散歩しました。
伏見は『伏水』とも記されてきた、質の良い豊かな地下水に恵まれた土地。街並みもとても美しいです。
酒造りが盛んで、酒蔵見学や試飲の出来るところもあちこち。地ビールの試飲なども出来ていて、更に誘惑が増していました。
誘惑に負ける前に、もう一箇所。
伏見の弁財天様・長建寺。
独特の佇まい。珍しい朱い龍宮門。
入って正面の奥が本堂です。※本堂は写真不可だったので、ここから。
丁度、糸桜が見頃でした。
寺の直ぐ側の弁天橋の欄干も可愛いです。
弁財天様は、水の女神様。水の豊かな伏見に祀られ、その直ぐ側に酒蔵が並んでいるのもとても良い景色です。
伏見も美しいところです。この後は有り難く、この土地の水の恵みを頂き、そこはかとなく酔いました。
今年は桜の開花が例年より早いですが、花の美しく咲く姿をたくさん目にして、心が晴れる思いが致しました。
神泉苑の桜も。
良い季節になりました。