前を向く、それだけで尊い毎日

2024年12月24日 22:33

幸せって、どこにあるんだろう。なんかすごいことをやり遂げた時？豪華な食事とか旅行とか、そんな特別な体験をしている時？もちろん、それも幸せなんだろうけど、僕は最近思うんです。幸せって、もっと身近なところにあるんじゃないかなって。

「パパ、一緒に寝よう」

うちの4歳の娘が、夜になると「パパと一緒に寝よう」って言ってくれるんですよ。これ、ほんとに特別なことじゃないんです。毎日のように言われる言葉。けどね、なんだかそれがたまらなく嬉しいんです。疲れている日だろうが、落ち込んでいる日だろうが、その一言でふっと気持ちが軽くなる。

息子だってそう。「お風呂一緒に入ろう」って誘ってくれるんです。正直、疲れてると面倒だなって思う時もありますよ。でも、一緒にお風呂に入って話をする時間、笑い合う時間って、後から思うと「幸せだなぁ」って心から思えるんです。

「ただ、そばにいてくれる」

子供たちだけじゃないんです。妻がいる、それだけでもう幸せ。特別な言葉を交わさなくても、何か特別なことをしていなくても、ただそばにいてくれるだけで、心がほっとします。

夜、子供たちの声が家中に響いているのを聞きながらお酒を飲む時間とか、本当に何気ない瞬間。でもね、その「何気ない」が本当に大事なんだなって思うんです。

一人の時間も、大切な時間

昼間は、家族みんなが仕事や学校に行っていて、僕一人だけの時間になることが多いんです。正直、最初は寂しいなって思っていました。けど、この一人の時間も、少しずつ好きになってきました。

僕、昔うつ病を患っていて、本当に辛い時期があったんです。何もかもがしんどくて、「生きている意味なんてあるのかな」って毎日のように考えていました。でも、今こうして生きているだけで幸せだなって思うんです。あの頃は「生かされている」感覚なんて全くなかったけど、今はちょっと違います。何かに助けられて、ここにいるんだなって感じるんです。

比べない生き方が教えてくれたこと

今の時代って、他人と比べるのが簡単ですよね。SNSとか見てると、みんなキラキラしてるように見える。「なんで自分はこんなに地味なんだろう」とか「もっと頑張らないとダメなんじゃないか」とか、つい考えちゃう。

でもね、最近思うんです。「自分は自分でいいんじゃないか」って。他の誰かになろうとしなくても、自分のままで十分尊いんだって気づけたんです。それに気づけたら、少し肩の力が抜けて、生きやすくなりました。

前を向くだけでいい

もちろん、毎日が完璧にうまくいくわけじゃないです。失敗することもあるし、後悔することだってあります。でもね、後悔して立ち止まるより、前を向いて進むほうがいい。僕らにできることなんて、それくらいしかないんだから。

どんなに小さな一歩でもいいんです。昨日よりちょっとでも明るく、元気に、前向きに進めれば、それで十分だと思うんです。

日常の中に奇跡がある

家族の声が聞こえること。一人で過ごす静かな時間があること。そして、生きていること。それら全部が、実は奇跡みたいなものなんだと思います。だから、特別なことがなくてもいい。僕にとっては、これで十分幸せなんです。