EXPlanett. #2に込める意味
noteという存在を忘れかけていました。Lunabitt.です。
リアルの用事が一段落したので、今回はEXPlanett.について語っていきます。
執筆時点で、EXPlanett.は第二弾を行っています。
今回のテーマは「Alter Culture」。
前作よりも広義的になったかと思います。
そして正直、
「意図がよくわからない」とか
「何を目指してるの?」って
思う人がいると思うんです。この企画。
今回はそんなEXPlanett.について深堀りしていきます。
1.EXPlanett.の目的
EXPlanett.は、いわゆる「ボカロエレクトロ」を扱うコンピレーション企画です。
世間を見ると、ボカロエレクトロは少しずつ日の目を見るようになった程度で、まだまだメインカルチャーとしては未発達な部分も多いと感じています。
そしてそれを扱うクリエイターも少ないのが現実です。
実際、知り合いのコンポーザーにボカロエレクトロの印象を聞いたことがあるんですが
「音作りから歌詞、全部こなすのがキツイ」
「歌詞が作れない・・・」
「レベルもハードルも高い」
といった意見を過去に何件かいただきました。
また、作風的に合わないといった悩みもあり、それを個人リリースするというのは確かにハードルが高いと思います。
(専用で名義作るとか、新規参入した方に押し売りするのもちょっと抵抗ありますしね・・・)
そんな悩みを解決するために、このEXPlanett.を立ち上げよう。
そう決めたわけです。
レーベルという堅苦しさの印象、個人リリースするうえでのしかかるハードルとコストをEXPlanett.で解決することで、
より柔軟な発想と手軽さでボカロエレクトロを作って世の中に発信しよう
というコンセプトから、EXPlanett.は生まれました。
2.EXPlanett.のシステム
じゃあ、全部の曲EXPlanett.で出せばいいじゃん!って思うかもしれませんが、そうはさせません。
EXPlanett.は公募型を採用し、本来の意図と反する楽曲は弾くようにしています。
例えば、
既存楽曲をEXPlanett.に出して配信コストをチャラにしよう!
とか、
適当に作っとけばどうにかなるやろ!
とか。
EXPlanett.では制作者本人をしっかりと見つつ楽曲を審査します。
またミックスの質や、世界観が今回のテーマに合っているかなど、かなり厳しく見ております。
前回の「Platinum Star」は、世界観重視のためちょっとハードルが高かったかもしれません。
しかし現在行っている「Alter Culture」も、それぞれクリエイターの作風を配慮しつつ、技術的にうまくできているかまでも聴き取っていきます。
逆に言えば、比較的自由が利く、といっても過言ではないのです。
しかし、本企画の軸である「ボカロエレクトロ」から明らかに逸脱していないか否かは厳しく見ていきます。詳しくは書きませんので、自己解釈してください。
自分なりに、どこまでだったらボカロエレクトロかを判断し、私に聴かせてください。
もし審査が通った場合、配信サービスに提出し、全国配信という形で流れが終わります。
EXPlanett.を通じて新たなジャンルを開拓できた、交流が出来たという意見も頂いたため、配信後はクリエイター同士の交流を増やせる企画であることも明らかになりました。
3.EXPlanett.の目指す場所
EXPlanett.は、メジャーデビューだとかそんな大きい場所を目指すものではありません。
EXPlanett.が目指すのは、「ボカロエレクトロの繁栄」です。
現状、ボカロエレクトロと言ってもパッとしない方が多くいると思います。
最近ではクラブ・クリエイター間などで栄えてきているのを耳にしますが、私としては一般層を取り込んでいきたいというのが正直なところです。
最終的に「ボカロエレクトロって知ってる?」→「あ!あの曲とかだよね!」となっていき、多くの方にボカロエレクトロを広めていければと思っています。
しかし、そこまでには長い過程が必要であり、クリエイターの協力も必要となります。
公募という競い合いの場で、クリエイター同士がお互いを高めていき、新たな輪を作りながらボカロエレクトロを発展させていく。
これがEXPlanett.の構想です。
4.おわりに
ボカロエレクトロ自体が広義なジャンルのため、現存しているものが「ボカロエレクトロ」だと思ってしまっている方も多くいるかもしれません。
その答えは「No」です。
そもそも「エレクトロ」というジャンル自体が広義なんです。
つまり、ボカロエレクトロの可能性はまだまだ未知数です。
もし少しでも、ボカロエレクトロに興味を持ったクリエイター様で、なかなか一歩を踏み出せないという方。
このEXPlanett.という機会で挑戦してみてはいかがでしょうか。
あなたの楽曲をお待ちしております。
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