マルチタスクをやめよう

人間は脳の構造的にマルチタスクをすると快楽物質がでて、作業が捗っているような錯覚をするそうです。それは、常に周りに注意を払い、何か変化があったときに反応できるようにするためです。そして、何かあったときには「ほらやっぱり!何かあったじゃん!」と私たちは思って脳からドーパミンなどの報酬系の物質が出るのではないかと言われています。常にキョロキョロして変化をすぐに察知しないと肉食獣にやられてしまう、つまりそれができたやつが生き残って人間の先祖になったわけですね。
 逆に一つのことに集中すると、やられてしまうため、人間は注意を払いたがりますが、冷静に実験してみるとマルチタスクをしているときより、一つのことに集中しているほうが効率は良いのだそうです。マルチタスクといっても家事をしながら音楽を聴くとか、テレビを見ながら仕事をするとか、そういうものだけでなく、1つのことをしようとしている時に、別のことに気が向くだけでも脳はマルチタスクをしているといえます。実際に大学生500人を対象に行った実験では、スマホの電源を切ってポケットに入れておく組と、電源を切って会場の外に置いておく組にわけ、テストを行いました。すると、スマホをポッケに入れた置いた組の方がテストの成績が悪かったそうです。これがなぜかというと、スマホがポッケにあるだけでスマホをみたいと思い、そしてそれを押し殺すというのに脳の容量を使っているからだそうです。集中度の差で結果にも差が出てしまうということですね。もし、テスト中でなければ、何か通知が来ていないか、とスマホを見たいと思ったときに一段階目の快楽物質が出て、見たときにも二段回目が出て、さらに何か通知が来ていたら三段階目が出るという感じです。
 実際自分でも確かに当てはまるなと思いました。マルチタスク大好き!洗い物しながらようつべみて、選択干しながら音楽聞いて、同時にいろんなことこなした方が効率いいじゃん!当たり前じゃん!思えて生きてきたのもご先祖様から受け継いだ脳ミソのおかげですね笑 でもほら、こんなに自分で立証できてる。岡田斗司夫のYouTube一つに集中して聞いたら、ほぼ立ち止まらずにnoteアウトプット書けちゃったもんねー!

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