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この夏のまとめ②〜夏季実習編〜

あっという間の夏が過ぎ

カナダは早くも「晩秋」です。

朝晩は気温5℃くらいに冷え込むことも。

8月末にはすでに紅葉を始めた木々は

10月半ばの今、
見事な赤や黄の葉を少しずつ落とし
季節は確実に冬に向かっています。

お久しぶりです。
馬場ルナです。

なんと久しぶりの投稿…
言い訳を重ねればキリがないのですが
書くこと以外のことに心を奪われ
月日は飛ぶように過ぎていきました。

この夏にしたことをまとめてみます。

1. College の夏季実習
2. 転職
3.引っ越し

今日はCollege の夏季実習について。


1. College の夏季実習

私は学生ビザでカナダに滞在しています。

College (短期大学/専門学校)で単位取得に必修の夏季実習があり、
これが600時間分、すなわち4ヶ月超ありました。

4月末から8月末まで、
老舗ホテルの洗濯室で、最低賃金で
ひたすら洗濯物を洗って畳む日々。

夏の書き入れ時で客室は予約でいっぱい。

それ自体が重労働であるのはもちろんのこと、
古い機械と少ない労働力でまかなう洗濯室への負荷は大きく、
常に殺伐とした雰囲気の職場でした。

古いアイロン機はなんと80歳。
とっくに耐用年数を過ぎているにも関わらず、
設備投資はされない様子でした。
そのアイロン機が加熱し過ぎてシーツが燃えかけるという「事件」
もありましたが、なんとか命からがら、実習を終えることができました。

ある時、この地域に長く住む方は、
「ここらの夏は6週間しかない」
と教えてくれました。

確かに、気温が高い「夏らしい夏」は、
7月末から8月いっぱいくらいです。

その短い夏を惜しむように、
人々は大人も子どもも湖や海に集い、
カヌーやボートに乗って家族と休暇を過ごします。

そんな「北米スタイル」の夏を横目に、
ひたすら実習に励んだ自分を、まずは褒めてあげたいと思います。

外国での暮らしは、得るものがたくさんあります。
でも、外国で生きていくのは楽じゃない。

この実習も、ホテル業でありながらお客さんとの会話の機会はなく、
学生の実習として価値があるものとは思えませんでした。

途中で洗濯室以外への配置転換をCollege側に要請しましたが、
受け入れられず、続行するしかありませんでした。

外国人労働者(非・英語ネイティブ)としての、自分の存在。
どの国でもそうですが、外国人労働者は低賃金の、景気の調整弁。
そのように考えざるを得ませんでした。

先日、面識のあった日本人家族の方が日本へ帰っていきました。
お子さんのためにもっと長く滞在したかったけれど、
ビザが更新できなかったそうです。
そのような方を他にも知っています。

職があるだけ、まだマシ。
学生ビザを持っているだけ、まだマシ。

カナダ政府は高い失業率などを理由に
どんどん外国人学生や労働者のビザを絞っているため
どこまでこの生活を続けられるか未知数ですが、
行けるところまで行ってみよう、
と思っています。

長くなったので今日はここまでにします。
転職と引っ越しの話題はまた別記事で投稿します。

ここまでお読みくださってありがとうございます。
また、note でお会いしましょう。

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