【びっくりカナダ】イベントの日程がよく間違っている話
先日あった、近所のトレイルラン。
トレイル(山道)を走る短いマラソンです。
我が家もランに参加
山道を走るこのランにはプロのランナーさんも参加していたらしく、速い人はめちゃくちゃ速かった!
そして、我が家は長女モモと次女ララが2Kmラン、
夫カイは6Kmランへ。
私は…もちろん応援隊です。
会場に到着してみると…
facebookで見た事前のお知らせにはこんなふうに↓書いてあったんです。
+ + + + + +
Trail Run
Saturday. April 20, 2024
9:15 AM Register-
10:00 AM- Run
+ + + + + +
これはどう見ても10時スタートで良さそう、ですよね。
ところが、
9時32分:
現地に到着するとスタッフの方から「子どもはいま走り始めたよ!」と言われ、家族一同「???」
そうこうしているうちに「後ろからランナーが走ってくるから道を空けて!」と言われ、さらに「え?え?」な我が家。私たちは受付に向かって歩いていたんですが、それはゴール近くの道でした。
スタート時間の前にもうゴールしている人がいるなんてびっくりですよね。
そしたら結局、見ていたお知らせが間違っていたんです!
「実は9時半スタートだったんだよ」と他の方から言われ、
当座は「そっか、うちが間違ってたんだ!」と思ったものの、帰ってお知らせを見返したらきっちり10時スタートと書いてあるではありませんか。
これが初めてじゃない…。
実はこういうこと、よくあるんです。
イベントのウェブサイトを見ても、集合時間の情報が間違っていたり、去年の同じイベントの情報がそのまま載っていたり。
はたまた、娘が行っている習い事の集合時間のお知らせがまちまちで(ある人はオンライン登録の画面で受け取り、ある人はメールで受け取った)開始時間に間に合わない人がいたり。
現地の方はよくfacebookを使って情報を収集するらしいんですが、これもどんどん情報が流れていくので全体像を把握するのが非常に難しい。いまだに慣れません。
これはもうカナダあるあるなので仕方ないと思ってます。
ありがたい、地域のコミュニティ
でも、いいこともありました。
当日は4月といっても気温5℃前後。風もあり、かなり寒かったんですね。
大人も子どもも震えてました。
子どもたちのレースの方が先に終わったので、大人が走り始めたら近所の子どもたちも含めて家に連れて帰り、ホットココアでも提供しようと思っていたんです。
ところが。
トレイルランに走り出した大人たちを見送って「さぁ車に乗ろう!」って子どもたちに声をかけたら、車が開かない…
「あ…車の鍵、カイからもらいそびれた…」
普段は二人で別々にキーを持ち歩いてるんですが、その日に限って私は軽装で出かけたので夫のカイしかキーを持ってなかったんです。
で、もう夫は走り始めてしまっている。
一応電話をかけましたが、当然山道なので電話は通じず。
さあ、どうしたもんか…
困り果てた私でしたが、子どもたちの方が賢かった。
「とりあえずうちの車で寒さをしのごう!」って、その中の一人が言ってくれたんです。
「えっ、あなたの家の車開いてるの?」って聞いたら、
「うん!」と開けて見せてくれました。
なんて冷静な賢い子。で、その家の車の中にとりあえず子どもをみんな入れて、「絶対ここ動かないでね!」と頼んで、私は他に助けを求めに行きました(その子のご両親もランの真っ最中)。
少し受付の方に戻ると、歩いてくる一人のパパが。
ちょうど次女ララのお友だちのお父さんだったので事情を説明すると、真剣にうんうん、と話を聞いてくれました。
私が「なんとか夫をつかまえてキーを受けとらないと」と言うと、
ランのルートマップを私に見せながら「彼が戻ってくるまでにはかなり時間がかかるよ」
と説明してくれました。
じゃぁどうしよう…
するとそのパパは「オッケー!何人か俺の車に乗っていいよ!」と言ってくれたのです。
それでもそのパパはすでに3人子どもを連れていたので、乗車人数的にオーバーです。
そこにさらに助っ人が。駐車場にいた他のママです。
そのパパが事情を説明すると、そのママは大爆笑。快く、残りの子どもたちを車に乗せてくれたのでした。
なんて素敵なコミュニティ…
いろいろテキトーなカナダだけど、こうやって困った時には地域のコミュニティが助けてくれる。田舎だからかもしれませんが、奉仕の気持ちがある人が多いんです。
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