知らなかった・・・あのお二人による本
知らなかった・・・。
酒井駒子さんの絵がとても好きだ。
そして、酒井駒子さんの絵が表紙になった、松谷みよこさんの本が出ていたことを、長い間知らずにいた。
復刻版なのだという。
酒井駒子さんの絵には、いつも惹きつけられる。
「よるくま」「よるくまクリスマスのまえのよる」の2冊は、息子は今でも持っているほど大好きだ。
ビロードのうさぎや、ロンパーちゃん。
酒井駒子さんの絵が、その雰囲気が、好きだ。
そして、松谷みよこさん。
小学校低学年だったか・・・モモちゃんシリーズは全部読んだ。
「モモちゃんとあかねちゃん」も。
オバケちゃんシリーズも。
そして、赤ちゃん向けの本や民話。
『いないないばあ』は、役所の母子保健係で、赤ちゃんの健康相談の際のプレゼントになっていた。
赤ちゃんに読み聞かせを推進するのに、保健師さんが渡していたのだ。
私も、子どもたちに読んだものだった。
父の遺品を整理していたときに、松谷みよこさんに頂いたお手紙が出てきた。
父が他界して、もう30年以上が経つ。
新聞記者であったので、若い頃に児童文学の担当をしていたときに書評も書いていた。
きっと、その時に頂いたものだろう。
数々のお話も、このように万年筆で、原稿用紙に綴られていたのだろうか。
人形劇も催されていたことを思い出した。
『しっぽをとられたおおかみ』。
どんなお話だったのだろう?
松谷みよこさんの文字は丸くて、可愛らしく感じてしまう。
松谷みよこさんと酒井駒子さん。
お二人の本。
(前略)この物語は、子どもの時間に一度さようならをした大人がもう一度、生き続けていくことを『なんとかなる』と再確認するために読まれるべき物語なのではないかと思います。(東直子 解説より抜粋)
書くこと、描くことを続けていきたいと思います。