ボート小屋のある景色

画像1 朝、起きて窓を開けると金木犀の甘い香りがしてうっとりしていたのに、あっという間にストールを引っ張り出す肌寒い朝に戸惑う。柔らかいストールに顔を埋めるのが大好きだけれど、夏が終わるのは寂しい。公園に行って本を読むときは、いつもお気に入りのベンチに座る。この景色が見える。このボート小屋に少し灯が灯る夕方も気に入っている。なぜか、レイモンド・カーヴァーの短編に出てきそうな景色だと思うのだ。ここは東京だというのに。静かで、そこに日常的だけれどきゅっと胸に差し込んでくるドラマがあるような・・・妄想が広がる。
画像2
画像3

書くこと、描くことを続けていきたいと思います。