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コロナ禍の裁判所。

みなさんは、裁判所に行った事がありますか?恐らくほとんどの方が無いと思います。
貸金業の身を置く上で必ず通るのは、訴訟です。
支払いを一向にしない方に対して、裁判所を通して訴える事です。内容はまたの機会に説明しますが、必ず訴えた側は出廷をします。その裁判所へ出廷した時に起きた珍事を話します。

その日裁判所へ通常通り出廷してました。
コロナ禍になって、裁判所は初めての緊急事態宣言に伴い半年近く閉廷状態でした。お陰で順次延期となり、予定の出廷日より二ヶ月も遅くなった。

ちなみに、裁判所の法廷がどんなのかは、よくテレビドラマで出ている映像があるので説明は省きますが、簡易裁判所だとその一回り小さいのがワンフロアーに大体7個くらいあります。扉は二つあり、どちらかでも出れる形です。

コロナ禍となり、全部屋のドアが全開で開かれている。中では、衝立やパーテーションがあった。前よりも椅子等の間隔も開いていた。
まぁ、仕方ないなと。
そんなふうに思っていた中で、中からすごい声が聞こえた。

「原告の方、もっとしっかり大声で話してください!」と。

それを言ったのは裁判官でした。

いやいや、気持ちはわかるが、流石にそれは無いだろうと。
確かにマスクをしている、以前より距離を開けている、パーテーションによる感染予防の為。

裁判は法律上は誰でも見ることが出来る。ただ、録音や録画は出来なく、あくまで書き残す事のみ可能。
だけど、仮にも公的機関の中、守秘義務だってあるのに、ドア全開で外で誰が聞いてるか分からない、ダダ漏れするかもしれない大声で発言しろは、流石に納得出来なかった。
守秘より感染かって。
命の方が大事だけど、せめて言い方や聞き取り方くらい考えてほしいと思った。

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