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目指すは年齢−20%

老化という言葉にポジティブなニュアンスを感じる人は少数派だろう。シワが増える、物覚えが悪くなる、頭に白いものが混じる。どれも自分でその変化に気づいた朝は多かれ少なかれネガティブな気持ちになるはずだ。

かと言って全く老けないのもどうだろうか。特に男性は童顔だとビジネスの場で舐められることも多いだろう。私の父もアメリカで仕事をしていた時、常に年齢よりも15歳ほど若く見られるせいで、わざと白髪が目立つようにしていた。美魔女と騒がれた韓国の大統領夫人、キムゴンヒ氏は確かに若くて見えるが、50歳と言われるとやや不気味に感じないだろうか?

理想の見た目年齢は、年齢から年齢の20%の数字を引いたものだという。もしあなたが50歳なら40歳に見えるのが理想的と言うわけだ。たしかに30を超えた頃に20代半ばに見間違えられたら嬉しいだろう(もしあなたとの会話や仕事ぶりを見てそう判断されたら焦った方がいい)。

つまり理想的な若見えを求めるならば、顔にメスを入れてグイグイと皮を引っ張り上げたり、むやみやたらとヒアルロン酸を打ちまくるのは賢明ではない。私が緩やかな老化を目指すために取り組んでいるのは下記3つだ。

①いつでもどこでも日焼け止め
②ボトックスで顔に折り目をつけない
③ダイエットは慎重に

①いつでもどこでも日焼け止め
これは実践している人も少なくないかもしれないが、いつだって日焼け止めを忘れてはならない。冬でも雨でも室内でも、紫外線は容赦なく肌を襲う。目に見えて焼けなくても、シミやシワの元になる。毎朝洗顔をして化粧水や美容液を塗るルーティンがあるならば、日焼け止めまでをセットにしてしまおう。

日焼け止めを塗った時のあのペタペタとした皮膚が窒息しそうな感覚が苦手な人もいるだろう。私も嫌いである。そんな人には乳液として使えるこちらがオスス。かれこれ3年以上このシリーズを愛用している。

②ボトックスで顔に折り目をつけない
ボトックスと聞くとアメリカのセレブが顔中に打ちまくっている、一度始めたらやめられないなんとなく危険なイメージを持っている人も多いのではないだろうか。しかしボトックスの技術が誕生したのはとう20年以上も前で、そのリスクの低さは歴史が証明していると言える。当然中毒性はなく、効果は半年ほどで切れる。続けていたボトックスをやめるといっぺんにシワだらけになって急激に老け込むと思っている人もいるかもしれないが、そんなことはない。もちろん打つのをやめればシワはできるが、ボトックスによってシワができない状態に保っていた皮膚はそうでない皮膚に比べて折り目がない。折り目がない状態で保たれていた肌と、何もせず表情筋を動かす度に折られ続けた皮膚の差は歴然である。一度打ったら死ぬまで打つ必要はない。シワができて然るべき年齢になったら徐々に期間を空ければ、緩やかに自然にシワを刻むことができるだろう。

③ダイエットは慎重に
ガリガリの60歳とふっくらした60歳、一体どちらが若く見えるだろう?若い時ほど細身のスレンダーな女性がもてはやされるが、年齢を重ねれば重ねるほどに、ある程度肉付きがいい方が需要が高まる気がする(あくまで個人の感覚だが)。

日本人は先進国の中で痩せ方の女性の割合が最も高い(2018年統計)。健康リスクを考えると肥満は避けたいが、BMIが低すぎても病気のリスクは上がる。栄養が足りていないと肌や髪のツヤが失われるし、顔色も悪くなる。胸がしぼみ、頬がコケると老け込んで見える。20代の頃は細くてなんぼでいいかもしれないが、30代を超えてきたら、闇雲なダイエットは避けよう。筋肉と脂肪のバランスを考え、定期的な血液検査で足りていない栄養はないか、逆に減らすべきものはないかをチェックする。身体のためにも、適度に若々しくいるためにも。

もちろん年齢相応のありのままな自分が好きな人はそのままでいい。ただそうでないのであれば、少しでも自分の好きな自分でいる期間を長くする努力をしてみてはどうだろうか。目指せ、年齢−20%!

最後に、ボトックス始め美容医療のみならず手術全般に言えることだが、施術するドクターの腕にかかっている。ボトックスは長くても半年で効果が切れるので、取り返しのつかない失敗にはならないが、腕一つで印象がガラッと変わるのでドクター選びは慎重に。病院自体の口コミ以上に、実際にボトックスを打つドクターの実績を見たり口コミを集めよう。

有料部分では、渋谷区にあるイチオシの病院とドクターを紹介する。ボトックス以外の施術は分かりかねるが、ボトックスについて腕は確かなので気になる人はご参考までに(腕は良いけれども愛想はないのでご承知おきを)。


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