読書記録|「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略
ミッドライフクライシスというのか?
今のところまあまあ元気に過ごしているが、それでも昔ほど、エネルギーに満ちている気がしないし、
毎日、本当に忙しくて、気がついたらあっという間に1日が終わり、
なんとか今日片付けなきゃならないことを片付けている。
休日は、朝起床するものの、午後の早い時間にエネルギーが切れて横になった瞬間寝落ち。もっと充実した休日にしたかったのに。
果たして、自分はこんなことをしたかったんだっけ?
と、ここ数年、悶々としています。
いつも疲れたまま、本当にやってみたかった何かを忘れている、と最近よく思うようになりました。
何か変えたいと思っていて、かといって「安定していること」を変えることに、なかなか勇気でない中、今年は忙しいながらも、いろいろ手を広げて見ました。
こちらのエントリーの内容は、ちょっとしたチャレンジでした。
2023年にやってみたチャレンジは、また後日別エントリーで整理します。
また良かったこと、反省したことも振り返ってみたい。
以前、Amazonのkindleだったかな?出版社からでる前のバージョンを読みました。
そのときの感想は、・・なぜかぜんぜん覚えていません。
刺さった箇所があったような記憶もないこともないのですが、
やっぱり具体的な内容を思い出せないのです。
なぜだろう。当時の自分にはちょっと遠い内容だったのかもしれません。
というように思っていたら、最初のkindle版から加筆して内容がより充実したようでした。最後まで読んでやっと判明。
最近、この本にふと呼ばれた気がして、出版社版を読むことにしました。
別に読んだからって答えがあるわけではない。
でも、今の不満が言語化されていて、問題はなんだったのか、クリアになりました。
まずは、同じように立ち止まっていた人がいることに、嬉しく思いました。
これまで、今の生活は長続きするのか?幸せを感じているのだろうか?満足度は?と考えたとき。求めているのとは違うと思ったいました。だけれど、同時に一見恵まれているので、これ以上何か求めるのはおかしいことなのか?とも思ったのです。
2人の子どもに恵まれ、世帯収入的には恵まれています。
キラキラしていませんし、出世もしていないし、収入も大したことないですが、正社員の仕事を持っています。
都内に住み、恵まれた生活をしている、と、ここまで書くとまあ恵まれている方なのだと思うけれど。
でも、自分は世渡り上手から程遠く、ギリギリ社会生活がなんとか送れる程度の社会性しかありません。
いわゆる契約社員歴も長かったし、(年齢的なものも大きかったけれど、その時はその時で好きなことを仕事にできる充実感や報酬があった)、途中でキャリアが途切れたことも数回。
現時点で、給与なんて新卒時から多少上がった程度。
会社員歴は長いし、年齢的にもだいぶ上なのに、未だに仕事内容もしょぼい。
ふと振り返って、この先数年、人生も半分過ぎてところで、今の延長に何があるのだろう。この先の成長は見込めなさそう。と思うともっと心から好きだと思えることに自分の資源を割きたいなと。
社会に出たて若い頃は小さなことでもなんでも学ぶぞ、という気概も多少ありましたが、今はそれは時間の無駄では?と感じるようになりました。
多少何か新しいことを学んだり経験することがあっても、本当にやりたかったことから離れています。。
そして、この先、面白くなる展開が期待できるとは思えません。
この点についてもいくらでも書けるような気がします。
ここでは、キャリア論よりもこの本を読んで何を考えたかを書きます。
そんなテーマを具体的に噛み砕いて、これからの生き方のヒントをくれるような内容でした。
サラリーマンとして特に問題もなく、思い通りに生きて来れているなら、それもそれで良いと思います。
別の道もあるでは?と気になったら読む価値大です。
自己分析の目的やツール、方法を説明しているのですが、これがとても良い。
自己分析は、闇雲にやろうと思っても、どこから手をつけたら良いのか、迷子になりそうだけれど、こういうガイドのようなものがあれば、深掘りしやすくなります。
これが今の自分にはとても刺さりました。
何となく自分が向かっている方向を知りたいし、整理させたい、と思っていたところ。本当にこれで良いのか、何が不満なのか不安なのか。
早速やってみたいこと100個リストを作っています。
一気に作ることは、著書でも伝えているとおり、途中でつまづきました。
願望はたくさんあるはずなのに、途中で描き進まない状態。
そこでぼんやりしていた願望をもっと細かく書いています。
今年用は、途中まで書きました。
まだ100個に到達していないでですが、書いている途中で気づいたことは、
ぼんやりから一歩進んで具体的になればなるほど、次にとるべきアクションが見えてくることです。
子どもの受験のため旅行は控えていたのですが、今、旅行にはすごく行きたくて、もう行ける直近日程はわかっているので、サクッと家族の予定も確認することなく宿の予約をいれました。(いちいち確認していたらそこで止まるので)
これまでの行動のノロさを考えるとこのスピード感!!
「自分業」に関するノウハウも、かなり知りたかった内容です。
ただ、今のステージだとちょっとピンとこないかな。
自分の好きを収益化したいと思います。
自分の力で稼ぎたいというのも大きいのですが、
最近、気になっているインフルエンサー(いわゆるキラキラ系ではなく、ごくごく普通のサラリーマンされていた方でSNSで知ったのでひっくるめてそう呼びます。)が、好きなことにトコトコ夢中になっていたら少しずつ収益化していったということを投稿されているのを見て、こういう形で稼ぐことを自分も実現したい、と思いました。
今、本当に少しずつ、トライしていますが、なんせ忙し過ぎて、
いつもよりクリエイティブさが求められることがなかなかできない。
もっとステージが進むとまた別の発見がありそう。
最後の方の日常のモヤモヤに関する記述が秀逸。
それだよ、それ。それをいってもらいたかった!!
と唸ってしまいました。
日常の小さな不満に蓋をし続けること。
子どもの頃だったら、また若かったら、時間や体力などリソースがあるので、
多少の不満もやり過ごしても、時間が解決してくれたり、
もっと身軽に置き場を変えたりもできるでしょう。
自分については、そういう解決法は、多分ない、とここ1年くらいでようやく気づきました。
時間や体力でやり過ごしても、問題の先送りにしかならない。
過去の5年前後(いやもっと長期かも?)の不満は、そのままでも別の形でも今も残っています。
著者も100%小石がなくなったわけではない、といっています。
それでは壁を抜けた前後で何が異なるか、については、
人生に裁量を持てるようになったことだと述べています。
究極的に求めていることはそれ!と思いました。
自分の不満は、人生に裁量を十分に持てていないことにありそうです。
また呼ばれたら読み返したい1冊です。