読書記録|ずるい不動産投資

過去にも不動産投資関連の本をいくつか手に取ってきました。
成功している大家さんは、すごいなーと思いながらも、自分でやるにはハードルが高すぎて、夢の夢と思っていました。

これはある程度の資産がないとリスク高すぎないか、と当時は思いました。

過去にいくつかの本を読んでから、5年くらい経ちました。
ショボいながらも資産が大きくなり、今ならリスク抑えて、不動産投資できそうな気がしています。
改めて不動産投資のモヤモヤを整理された本がないか、探していたときにこの本を見つけました。

不動産投資をするうえで、以前からモヤモヤ気になっていたことについて、著者の考えが書いてあり、クリアに説明されていて良かったです。

基本的に現金で購入できる物件に投資する点についての説明に納得しました。
他の指南本では、借り入れをしてレバレッジを利かす、とあるのですが、
いくら事業のための借金とはいえ、与信を使って利鞘で稼ぐことに、違和感があったので。

また、節税目的で、ほとんとキャッシュを生まないのも何だかなー、違うと思っていました。
他にも過去に別の本を読んだときに感じたモヤモヤポイントについて丁寧な説明があってわかりやすかったです。

でも、ここまでしっかりやるのは、やはりよほど時間に余裕のないサラリーマンには無理があるのでは、と思いました。
限界ワーママにも難しいわ。気軽に手を出すのは薦められません。
個人的にはワーママこそ、複数の収入源を、と強く思っていますが。
本格的な不動産投資はやはりハードルが高い。
でも、育休中もしくはすでに子どもに手が掛からない状況で、そこそこ資産を築いていれば、やってみる価値があると思います。

本業は株式評論家ということで、徹底して投資家目線で語られている点が、合理的でした。
都内の不動産は高額すぎて利回りが高くなく、さほど儲からないとのこと。
やっぱり。

いくつか運用の選択肢を比較してみましたが、
普通に多忙で細々と考えるほどの余裕がないのであれば、手間やリスクを考えるとREITでも買っておけば良いように思いました。
資産が億単位であれば、話は別でしょうが。

著者は、地方都市のボロ家を勧めていました。
なるほど。500万で入手できるのなら現金で購入も可能だな。
ただ、馴染みのある地方都市なら有りだと思いますが、
見知らぬ土地は、やはりハードルが高い。
気軽に手を出せませんよね。
地方の主要都市に過去に住んだことがあり、土地勘があれば、有りだと思いました。

数多くある不動産投資本の中で、いわゆる柔らかめの内容の中ではかなりまともに書いてある印象。
参考になりました。

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