Minegishi Yoshifumi

合同会社ALMA・i (あるまあい)  就労支援センタールミナス 代表 茨城県ひたちなか市を中心に活動中。 人間関係に、悩み・困り感を抱える方向けに、就労支援事業を展開。

Minegishi Yoshifumi

合同会社ALMA・i (あるまあい)  就労支援センタールミナス 代表 茨城県ひたちなか市を中心に活動中。 人間関係に、悩み・困り感を抱える方向けに、就労支援事業を展開。

最近の記事

周りに承認を求めると、自分自身が疲弊していく

私たちの事業所では、『自分自身に安心感(自信)を育む』ことを目的にしています。 言い換えれば、『自分で自分を満たすこと』とも言えます。 私達は、自分自身が満たされていないと、周りに求めます。 周りに、褒めてほしい、優しくしてほしい、認めてほしい、愛してほしい、受け入れてほしい等です。 周りに認めてもらうことで、自分の存在意義を見出そうとするのです。 ですが、周りは確実に求めている物をくれるとは限らないですし、 仮にもらえたとしても、その喜びは一過性のものだったりしま

    • 「障害者」という言葉が与える影響

      障害者という言葉が与える影響は様々ある。 1.「障害(病名)の診断がおりてよかった」  自分がなぜ生きづらいのかわからず、理由を求めて病院に行き、  診断がおりることで安心する方もいる。 2.「自分は障害者じゃない」  何かをきっかけに、病院に行くことになり、  おりた診断が「〜障害(病名)」。  でも、自分は障害者じゃない!と医師の診断に納得がいかない方もいる。 3.「自分は障害者だから無理だ」  何かに挑戦しようと思っても、  「障害者」という言葉が頭をよぎり

      • 【対人支援】相手のことを聴く

        私達は、ほとんどの場合、相手のことを聴いていません。 話の上澄みをすくうようにしか聴かず表面的な理解に留まっていたり、 相手が話していることに対して、こちらの解釈を入れて、知らず知らずに情報を歪ませていることもあります。 相手の世界に寄り添っていないのです。 すると、何が起きるか。 その方は、本音を話したいとは思わなくなります。 話してもどうせ聴いてもらえないし、理解してもらえないからです。 寄り添っていないということを具体的に言えば、例えば、 ・相手が話した内容

        • 対人支援で最も大切なこと

          対人支援において、最も大切なことは、『自分を観察すること』です。   もっと言えば、『〇〇さん』や『家族』との関係性、 目の前に起きる『出来事』等、すべてにおいて、 『目の前の出来事は自分自身が創り出している』という前提に立ち、 自分を観てみる(振り返る)ことです。   私たちは、何か嫌なことがあれば、世の中や誰かのせいにしたくなり、 愚痴不平不満を自分と同じように言ってくれる人を探したくなります。 自分を悪く言っているなと思う人のことは、悪く言いたくなるし、 認めてくれそ

          就労支援事業所がどのようなニーズに応えられるのか明確にする

          一口に「就労支援事業所」といっても、  生活訓練(自立訓練)  就労移行支援  就労継続支援B型  就労継続支援A型 等のサービスがあり、 様々な内容が含まれます。 服薬管理をできるようにする 生活リズム(睡眠等)を整える 体調(身体・精神)を整える 家から外出できるようにする 家族以外の人と話せるようになる コミュニケーション力を向上させる 困った時に相談できるようにする 他者に自分の意見を伝えられるようにする 安定して来所できるようにする ビ

          就労支援事業所がどのようなニーズに応えられるのか明確にする

          他者を使って自分を満たす対人支援は偽善である

          タイトルは、少し辛辣かもしれないですが… 福祉によくあるのではないかと思うので、残しておきます。 障がい者手帳を持っている方を「かわいそうな人」と捉え、 その人に何かを”してあげなきゃ”という感覚で支援をしている人は結構な数いるように思います。 それは、何かを”してあげてる”と思えることで、 自分が何か素晴らしいことをしているような錯覚に陥るのです(効力感)。 でも、もしかしたら、 ・こちらが何かをしてあげることで、  その人はできることが増えないかもしれません

          他者を使って自分を満たす対人支援は偽善である

          【対人支援】自分の在り方が生み出す言葉の影響力

          僕は、話をするとき、自分がどういう状態にあるか、自分に問いながら話すように意識しています。 そうできていない時もありますが、極力意識します。 できていないときは、後になって、どういう状態だったかを振り返ることもあります。 焦っているか 不安なのか 認められたいのか 負けたくないのか 嬉しいのか 楽しいのか 悲しいのか 怒っているのか 迷っているのか … 同じ言葉を喋っていても、人によって伝わり方は違うと言うけど、 それは、その人の“在り方”が影響して

          【対人支援】自分の在り方が生み出す言葉の影響力

          自分に”安心感”を育むことの大切さ②

          ”安心感”とは いろんな感情を受け入れる器(身体)を育むことで、 養っていくことができます。 僕達にとって、多くの場合、 嫌な感情(悲しみや怒りなどの”ネガティブ”な感情といわれるもの)は できればないほうがいい、 味わいたくない、隠したい、コントロールしたいものです。 ですが、どんな体験も、どんな感情も、すべてを大切にできるというのは、 自分の命を大切にすることであり、 命への信頼感、安心感を育むことでもあります。 失敗をしたときに味わう嫌な感じを受け入れる

          自分に”安心感”を育むことの大切さ②

          自分に”安心感”を育むことの大切さ①

          僕達は、日常生活の中で、様々なことに不安を感じています。  怒られる  否定される  無視される  裏切られる  頑張ってもできない  人が離れていく  認めてもらえない   …などなど。  こういった不安があると、    怒られないようにちゃんとしよう とか  否定されないように周りに合わせよう   無視されないように、自分の意見は言わないようにしよう  裏切られないように、最初から信じないでいよう  頑張ってもどうせ無理だから、頑張らないようにしよう   等となって

          自分に”安心感”を育むことの大切さ①

          福祉・対人支援・自己探求に興味のある方、はじめまして。自己紹介。

          みなさん、はじめまして。 就労支援センタールミナス、代表の峯岸です。 自分の想いを、日々感じたことを、学び気づきを、 記録として残そうと思ってnoteを始めました。 こうしたものがどれくらい続くか自分でも正直わからないですが、 実験も兼ねて‥。 簡単に自己紹介を。 僕は、2021年7月に茨城県に事業所を立ち上げ、 主に精神障害者手帳を持っている方を対象に、 就労移行支援と就労継続支援A型を始めました。 「就労」というものを切り口に”対人支援”をしています。

          福祉・対人支援・自己探求に興味のある方、はじめまして。自己紹介。