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超売り手市場到来!少子化時代に社会人が取るべきキャリア戦略3選


今年も3月1日、新卒採用の会社説明会が解禁されましたー!というニュースを耳にするようになりました。が、


正直「で、自分はどうすれば?」と思っていませんか?


本記事では、新卒採用市場に起きている変化を少し整理し、それをもとにしたとるべき具体的な3つのアクションをまとめてみました。
みなさんの参考になれば幸いです!

■新卒採用市場に起きている変化について

今年も3月1日、新卒採用の会社説明会が解禁されました。いよいよ企業と学生の“就職戦争”が幕を開けたわけですが、実は今、その戦況は学生側に大きく傾いています。理由はシンプル:少子化と人手不足です。企業説明会が始まった途端、企業が学生に猛アピール合戦を繰り広げる様子は、まるで企業が学生に告白しまくる恋愛ドラマのよう。なぜここまで学生がモテモテ状態なのか、背景を見てみましょう

まず、日本の人口構造の変化です。なんと2024年の出生数は約68.5万人と初めて70万人を下回り、統計開始以来の過去最低となりました​。子どもの数が激減しているのです。この衝撃的な少子化によって今の時代、若者はそれだけで貴重な存在になっています。おまけに各業界で慢性的な人手不足が続いており、企業にとって新卒採用は年々難易度が上がる一方です​。

実際、その厳しさはデータにも表れています。例えば東京商工会議所の調査によれば、2024年卒の新卒採用で「予定していた人数をすべて確保できた」と答えた企業はわずか14.5%にすぎませんでした​。逆に、予定の半分も新卒を確保できなかった企業(充足率50%未満)は41.5%にも上っています​。前年(2023年)の同時期調査ではこの割合は33%でしたから、短期間で新卒確保が一段と難しくなっていることがわかります​。要するに、新卒の就職市場は明らかに学生有利な“超売り手市場”なのです。​

このように企業側は人材確保に四苦八苦しており、採用戦略も変化し始めています。採用・選考期間を延長したり、新卒採用数自体を増やそうとする企業が増えてきているほか、学生から内定辞退をされるケースも多発しています​。もはや企業は「ぜひウチに来てください…!」と頭を下げ、学生は複数の内定をじっくり比較検討する――そんな逆転現象が当たり前になりつつあります。

さて、ここで「それって新卒の話でしょ?自分には関係ないかな…」なんて思ったあなた。実はそうでもありません!この採用市場の激変は、今働いている一般社会人にとっても他人事ではないのです。むしろ、見方を変えれば自分の価値を高めるチャンスでもあります。では、この学生優位の人材争奪戦時代に、私たち社会人はどう動くべきなのでしょうか? 次からは、今後のキャリアを安定させるために一般社会人が取るべき具体的なアクション3つを紹介します。

■具体的なアクション3選

企業の採用戦略が大きく変わりつつある今、個人としても従来の考え方をアップデートする必要があります。幸い、労働力不足の今はあなた自身が“売り手”として価値を上げやすい絶好の機会です。ここからは具体的に何をすればいいのか、3つのポイントに絞ってみました!

1.市場価値を上げるスキルを習得する

人手不足の今、企業は「この人にぜひウチにいてほしい!」と思える人材を喉から手が出るほど求めています。裏を返せば、自分の市場価値を上げる絶好のチャンスです。例えば、営業職ならデータ分析やデジタルマーケティングのスキルを身につけてみる、エンジニアなら最新のAI知識をかじってみる、といった具合に 今の仕事+αのスキル を習得してみましょう。ポイントは「明日から会社で使えるかも!」という実践的なスキルを選ぶこと。RPGゲームでキャラクターをレベルアップさせるように、自分をバージョンアップさせてください。そうすれば社内外から引く手あまたの存在になり、今後どんな市場環境でも生き残れるはずです。

2.副業やキャリアチェンジの準備をする

自分のキャリアの保険を掛けておくというイメージです。少子化による人材不足で各社が人材を奪い合う時代、実は中途採用や社内登用のチャンスも増えています。今の会社だけにしがみつくのではなく、いざという時に他の道を選べるよう準備しておきましょう。具体的には、副業を始めてみたり(最近は副業解禁の企業も増えています)、興味のある分野の資格取得やオンライン講座に挑戦したりするのがおすすめです。週末にプチ副業で収入源を増やしておけば心にも余裕が生まれますし、新しいスキルや実績は将来キャリアチェンジするときの強力な武器になります。「二刀流」で有名な大谷翔平選手じゃないですが、社会人も一つの肩書にとらわれない二刀流くらいがちょうどいいんです。

3.ネットワークを活用してチャンスを広げる

就職でも転職でも、最後にモノを言うのは人とのつながりです。幸い、企業は人材確保に必死なので「知り合いの紹介」は大歓迎。今こそ自分のネットワークを広げ、活用しましょう。別にスーツを着て名刺を配りまくる必要はありません。身近なところでは昔の同僚や友人に連絡を取ってみる、業界のオンラインコミュニティや勉強会に顔を出してみるなど、小さな一歩から始めてOKです。SNS(例えばLinkedInやX)で業界の情報発信をしてみるのも良いでしょう。大切なのは「こんなことやってみたい」「こんなスキルがあります」と周囲に知ってもらうこと。思わぬつながりから「あの会社で人探してるらしいよ」と声がかかったり、新しいプロジェクトの誘いが舞い込んだりするものです。人脈はまさに宝――普段から磨いておけば、いざという時あなたを助けてくれる強力な味方になります。


以上、一般社会人が今から取るべき3つのアクションを紹介しました。新卒採用市場の劇的な変化は一見、自分には関係ないニュースに思えるかもしれません。しかし、その根底にある少子化・人手不足という流れは、日本で働く私たち全員の働き方に影響を与える大変革です。裏を返せば、この変化を追い風にできるかどうかで今後のキャリアに差がつくとも言えます。企業が人材確保に必死な今、自分を磨けば磨くほど評価されやすい環境が整っています。ぜひ「面白そう!自分もやってみよう」と感じたことから行動に移してみてください。今日からコツコツ積み上げた行動は、数年後のあなたの大きな武器になります。少子化時代でも振り回されないどころか、「この人がいてくれて良かった」と思われる存在になれるよう、一緒に頑張っていきましょう🐈

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