職場で直面している課題はなんですか?
皆さんこんにちは。
自己認識を深めるルミナプラクティショナーの清川絹です。
今日は「コンフリクト・マネジメント」がテーマです。
「コンフリクト・マネジメント」が難しいワケ
「コンフリクト・マネジメント」と言う言葉を、
最近よく耳にするようになりました。
・締め切りに間に合わないことを上司に説明しないといけない
・重要なプロジェクトの詳細について、反対意見を述べたい
・直属上司の方針が理解できない などなど
流れに抗う動きを取る必要があるとき、プレッシャーやストレスがかかっているとき、あなたは効果的に対応できますか?
いざ、その状態に置かれると、動揺してしまうこともありますよね。
周りがみんな敵にになったように感じることがあるかもしれません。
この状態は『扁桃体ハイジャック』と呼ばれています。
有名な心理学者Daniel Golemanが命名したものですが、
脳の論理的思考を可能にする部分が、機能不全を起こしてしまうのです。
機能不全を起こしているから、うまく対処しようとしても、難しいわけなのですね。
「とっさに出る反応」を知る
脳の論理的思考が「機能不全」に陥っているとどうなるか?
人は無防備に「反応」します。
このとき「とっさに出る反応」は人それぞれ違います。
あえて大きく2つに分けると、
・怒りなどの感情により、つい強く言い返してしまう人、
・反射的に黙ってしまう/何を言うべきかわからなくなる人
でしょうか。
この2つ、全然違うように見えるのですが、
状況に反応して、いつもと違う自分の状態になってしまっているという意味で共通しています。
このような『扁桃体ハイジャック』状態になったときでも、きちんと仕切り直すためにできることはなんでしょうか?
「感情」にフォーカスする
ルミナラーニングでは、こういった「衝突」が起こっているときには、「直接きちんと話をして雰囲気を整え直す」ことが大切だと考えます。
その時、大切なのは、
不満や不安、怒り、恐れ、不信 など、
いろいろな種類の「感情」が関わっていることにフォーカスすることです。
反応の行動は、感情が引き起こしているからです。
まずは、お互いの感情に焦点を当てて、丁寧に対応する。
そうすることで、冷静に話すべきことを話せる「心の状態」に戻すことができます。
大切なのは、上辺だけで「わかったフリ」を装うのではなく、背景にある相手のニーズや価値観にまで思いを馳せることで、少しずつ、お互いのことを知り合う機会とすることです。
感情にフォーカスするために役立つこと
感情がぶつかり合っているとき、
役に立つ対応方法は、実はシンプルです。
それは、積極的に話を聞く(アクティブリスニングする)こと
相手の個人的な感情の周りにある、
捉え方
性格
行動パターンや態度
習慣
生活スタイル
について、
自分のものさしで測ったり、いい悪いで評価することなく、相手の反応を受け止め、尊重できると感じられるまで聞きます。
相手のことを尊重しようとしていることが、自然と相手にも伝われば、相手の感情も落ち着いてきます。
とはいえ、
自分の感情が動いているときに、相手の話を先入観なく「聞く」というのがなかなか難しい。
いや、かなり難しいですよね(笑)
自分をもっと深く知っておく
こんなときに、まず自分のことを深く知っていると、少しラクになることがあります。
・自分はどんな時にイラッとしやすいのか
・どういうことが起こると落ち込みやすいのか
・基本的にどんな思考パターンを持っているのか
相手と自分の違いが大きいところが、いちばんお互いに理解し難いところです。自分の特性が強くあらわれる要素が、要注意、というわけです。
個性や特徴を視覚化して共有しよう
いくつかの指標を提供してくれるお役立ちツールが、
最先端の心理学研究により開発されたルミナスパーク。
自分自身はもちろん、同僚や上司・部下がどんなことを好み、どんな考え方をすることが多いのかを視覚化してくれます。
自分と違いが大きければ大きい指標で、
もしかしたら、ぶつかりやすくなっていることが見えるかもしれません。
部署全体、会社全体として導入することで、「共通言語」になると喜ばれているツールです。
よりよい仕事環境を作るために、
まずはご自身のスタイルを知ってみませんか?
あなたのコミュニケーションスタイルを診断できるアプリ『ルミナスプラッシュ』は下記リンクから。
原文(英語)は下記よりご覧いただけます
”5 Classic Workplace Conflicts and How to Deal with Them”