威沙とクリップスタジオでA6疑似小口染め小説同人誌(フルカラー)を作成した忘備録
※こちらの記事では二次創作BL小説同人誌を取り上げています。
こんにちは、碧衣といいます。
気まぐれで小説を書いて気が乗れば同人誌にしてみている個人サークルの
装丁忘備録となります。
どなたかの参考になれば幸いです。
1:疑似小口染めに対応している印刷所探し
同人誌刷る際にとりあえず悩むのが印刷所探しだと思います。
小説同人誌向けに色々なプランがある印刷所さんも増えた?のかなと思うんですが、今回は
小口デザインを全ページに入れたい!
そうなるとフルカラー印刷が可能な印刷所さんを探す形になります。
締め切りに余裕があればスターブックスさんも安いのですが本文が終わって無い+表紙デザインどうしよ?とかってなっていたのもあり、今回は
RED TRAINさんでお願いする形にしました。
早割りは無いですが、モノクロ印刷もカラー印刷も値段が同じで
デフォルトでカバーと帯が付きます。
発注した際は仕様に入れなかったけどスピン製本もあります。
本屋さんで売っている文庫本風同人誌が自分で作れるので
おススメです!
2:デザインと使用ソフトその他諸々
本文諸々や表紙デザインが決まったら入稿データ作成になります。
今回使用したソフトは下記
威沙(HP:https://sss.sylphid.jp/)
CLIP STUDIO PAINT EX
まずクリスタで小口染めデータを作ります。
サイズが
1514*2107px
EXだとPDFで出力できるので扉や目次奥付もクリスタで作りました。
印刷だと淡いくすみががった黄色は出にくかったです。
もうすこし彩度が明るい色なら綺麗に印刷されていました。
小口のデザインが出来たら威沙で入稿データの作成に進みます。
威沙の詳しい使い方は
https://north.undo.jp/izuna/
上記辺りがおススメです。
肝心の威沙の設定はこんな感じです。
(威沙はDL版で利用)
また疑似小口自体もグラデにしたいとかで無ければ威沙で可能です。
使用する素材とテキストデータはデスクトップにあった方がいいっぽいです、多分?
威沙で出力したものがこちら
小口染めの画像は背景画像で設定、中扉と空白ページは画像として威沙で取り込んで扉や目次奥付はPDF結合サイトを使用し本文データをひとまとめにします。
威沙がサイズ表記がptなのでめちゃくちゃてこずり…入稿時のデータ作成で
ワンブックスさんにとてもご迷惑を掛けてしまいました。
その節はありがとうございました。🙇♀️
またREDTRAINさんのアカウントで下記のような投稿がありました。
私が入稿した際は読み込めないという連絡は無かったので入稿の際に気を付けるといいかもしれません。
3:本の仕様と仕上がり
仕様は下記
[ 本文用紙 ] プリンセスノベル 32.5kg
[ 表紙用紙 ] 紀州の色上質 最厚口 ブルー
[ カバー用紙 ] ソリストミルキー 65.5kg
[ オビ用紙 ] トレペ白(印刷あり)※試験導入
[PP加工 ]カバーにベルベットPP加工
実際印刷した際に小口の上が結構細くなってしまったのでその辺は上手く調整して貰えたらと思います。
終わりに
元々が買い専だった人間で本を最初に出したのは2022年が最初でした。
まだやってみたい装丁も有ったりするので機会があれば刷って
また内容によってはこんな感じで忘備録として残せたらと思っています。
個人的に本文の流し込みはインデザインが一番楽な気がします。
(Wordと仲良くなれない)
インデザインでも親ページの設定で小口の画像埋め込めばページ毎の
設定は不要なので似たような感じでデータ作成できるかなと
Adobe税がお高いのであれですが🥺
簡単ですがこれから同人誌刷る方の参考になれば幸いです。
2/15追記
威沙さんのホームページ上で疑似小口染め作成の記事が追加されていました。文字入れや画像配置もツールにて作成可能となっているようです。
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