はじめまして、光恵と申します。
編む人です。
物心ついた時にはすでにかぎ針を握り、祖母や母と編み物に親しんでいた私は、現在あみぐるみ作家・編み造形師と名乗り、世界に向けアーティスト活動をしています。
「あみぐるみ」というのは、毛糸をかぎ針編みの技法を使って立体に編んだ造形物。「AMIGURUMI」と書くと世界共通語、日本発祥の文化(諸説あり)と知って以来、国内はもとより海外でも活動しており10年ほど経ちます。2016年には幸運なことに、ニューヨークで「日本のあみぐるみ」について講演する機会を頂きました。
また制作の傍ら、「あみぐるみ」の認知向上を願い、ワークショップも開催(岡山・大阪・名古屋・東京・ニューヨーク・台湾・オンライン)
作品も、国内外の企画展に出品し、展示販売しています。
今は、とあることが切っ掛けで、絶滅危惧種をメインに制作しています。
2021年には、作品すべてが絶滅危惧種という個展「光恵あみぐるみの世界 - なぜ編み物で動物を?」展が、セレネ美術館(富山県)にて開催されました。
動物園で見られるライオンやゾウも「絶滅危惧種」だということを、あなたは知っていますか?珍しい場所に住む珍獣だけが命の危険にさらされているわけではないのです。
そういった動物達の声なき悲鳴を作品から感じ取ってくださり、ちょっぴりでも地球にやさしくなってもらえたら嬉しいです。
特別な作品
私には、相棒であり、子どもであり、愛犬の在りし日の姿を投影する存在でもある「オラン」という特別な作品があります。
2015年から編み始め、翌年の3月20日、16年共に暮らした愛犬を亡くした日に誕生しました。
ボルネオオランウータンの子どもをモデルにしたオランは、身長82センチで私史上最大級の作品です。(2019年、空想恐竜ミツシュカラプトルが記録更新)
そのオランと一緒に「編み物でちょっと地球にいいことを」をテーマにしている私のライフワーク、「オランプロジェクト」もたくさんの方に知って頂きたい、広まってほしい活動です。そのため、更なる活動ができるよう環境学習指導者(岡山県)にも登録して頂きました。また、オランは岡山県観光サポーターとして、美味しいものや美しい地を自身のSNSで紹介しています。2023年からは、全国で「オランの環境教室」も開催しています。
著書「HOPE」
2022年2月、2年の歳月をかけ「HOPE ~編み物でちょっと地球にいいことを。~」を、二ヶ国語表記で自費出版しました。さらにオランの声が世界中の方に届くよう、同年5月に電子書籍版もAmazon Kindleにて出版。
ニューヨークにて、現地フォトグラファーがその瞬間その瞬間を見事に切り取った写真からはじまり、「編み物でできること」がテーマの様々な記事や編み図も掲載。各方面からも高い評価を頂いています。
紙の本は、一冊につき500円をオランウータンと森のために寄付いたします(Kindle版は寄付金額の設定を思案中)
そして2023年、第一弾の寄付金と初挑戦したクラウドファンディングの支援金で、オランウータンの棲息地ボルネオ島に2000本植林し、2ヘクタールの「オランの森」を誕生させました。
50代は「旅する編み人」
子供が成長し、いつか巣立ったらやりたい!と、ずっと思っていました。そう、その頃は「あみぐるみジプシー」になるのが夢だと、方々に言ったり書いたりしていました。
(「旅する編み人」になることを母に伝えたら、「そう言えば光恵さん、昔からあみぐるみジプシーになりたい言うてたねぇ」と覚えてくれてました)
今年2023年9月、私は50歳を迎えます。
下の子も大学進学で夫婦二人の生活に。幸い両親も年相応の心配はあるものの元気に暮らしている。とうとう夢を叶える時が来た!
「たのしい編み物」と「ときめく旅」が出会えば、これからの人生より彩り豊かになる!!
そのための学びもはじめています。さぁ!どうなるかな?「編み物」ではない、新しい世界がまた私の目の前に広がりはじめました。
インスタグラムで「#旅する編み人」投稿しています。
光恵がどこで編んでるか?ぜひチェックしてくださいね。