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NISHIWAKI
2018年2月28日 22:22
--- 8 那珂 VS 川内・神通 先に演習用プールに来ていた川内と神通は準備運動をした後、訓練用の砲弾エネルギーすら込めない空砲状態で組手よろしく砲撃の訓練をしていた。 那珂との演習試合まではあと30分近くある。昼食を抜いて二人とも来ていたため腹がどちらからともなしに鳴る。が、そんなことは気にしていられない。自分らに対して牙を向いて襲いかかってくる那珂の戦闘スタイルが全くわからないため、二
2018年2月24日 20:37
--- 7 幕間:那珂の人脈作り 鎮守府にいる各校の集団は待機室で昼食を取り、各々会話を交えてお互いの交流を少しずつ深めていた。提督と妙高は退出際に2~3世間話をして一旦別れて執務室へ戻っていた。なお、この日は後に妙高も訓練に加わるため、それまでの時間という制限付きで妙高が秘書艦を担当することになっていた。「あたし、先に演習用プール行ってます。神通も行く?」「はい。」 そう言って川内と
2018年2月21日 20:04
--- 6 説教の先にあるもの 飛び出していった川内が向かったのは本館裏口からグラウンドをまっすぐ突っ切った先にある、地元の浜辺だった。深海棲艦出現関係なく、設置当初から県によって遊泳が禁止されているため泳ぐ者の姿はいない。マリンスポーツは深海棲艦出現以後に制限されているため当然ながらその手のプレイヤーもいない。 真夏の浜辺は照りつける太陽の光と熱で熱せられた砂が踏み込む者の侵入を拒むように
2018年2月14日 20:17
--- 5 教師参観日 五十鈴の友人、黒田良が軽巡長良、副島宮子が軽巡名取に着任が決まった翌日以降。五十鈴は二人の着任の準備に追われることになり、日常の訓練や那珂たちの訓練構築の打ち合わせへの参加に割ける時間が思うようにとれなくなる。新たな二人の着任までには川内と神通の時と同じくらい準備と時間がかかるためだ。そんな新たな二人の着任式は一週間先に予定された。 その間、既存の艦娘の立場になってい
2018年2月7日 20:01
--- 4 新たな出会い 8月第2週の金曜日、鎮守府Aでは久しぶりとなる艦娘の採用試験が行われた。この日装着者を募集した艤装は、次のものである。 軽巡洋艦長良 軽巡洋艦名取 重巡洋艦高雄 これらと同じタイミングで配備された駆逐艦黒潮については提督に思うところあり、試験の募集枠には含まれなかった。 試験の結果は最終項目である実際の艤装との同調試験をもって、即日合否がわかるようになっ