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NISHIWAKI
2017年12月13日 21:54
--- 8 報告 鎮守府に先に到着したのは川内たちだった。といっても時間はすでに4時を回っており、日の出まであと40~50分といった時間になっていた。 川内たちが出撃用水路を上って工廠内に入ると、水路に設置されたセンサーの表示を見たのか、明石が駆け足でその区画へと入ってきて出迎えをした。「ただいま戻りました。」「たっだいま~明石さん。」「ただいまですぅ~」「ただいまただいまー!」
2017年12月6日 20:13
--- 7 幕間:忍び寄る存在 火力発電所と製油所の間の水路の端で五十鈴たちの帰りをぼーっと待っていた川内は、一人で待つ+深夜ということもあり、大あくびをして眠気を湧き上がらせ退屈をその身に宿し始めていた。 水路といっても見渡す限り人一人の身としてはあまりにも広すぎるその水域にポツンと立っているその現実味のなさに川内はあくびをしながら一人でクスクス笑っていた。 馬鹿正直にここで待っていて