十人十色眼鏡
みんなちがって、あたりまえ。
十人十色【じゅうにんといろ】
考え・好み・性質などが人によってそれぞれ違うこと。
色眼鏡【いろめがね】
先入観をもってものを見ること。(スーパー大辞林より)
少しばかり長く生きていると、「十人いれば十通りの『当たり前』があるのだな」ということに気づく。
どんなに長く一緒にいても、あなたと私の「当たり前」は違っていて、あなたが普通と思うものと、私がそう思うものは違う。
あなたが面白いと思うものを、私が面白がるとは限らないし、私が大好きなものを、あなたが好きとは限らない。
あなたが正しいと思うものを、みんながそう思うかはわからないし、そもそも「正しい」とは誰が決めるのか。
みんなそれぞれ、自分だけの色眼鏡を持っていて、その色で世界を見る。
自分が見ているのは、自分だけにしか見えない景色。
言葉にするなら、十人十色眼鏡(じゅうにんといろめがね)。
私が見ている景色と、私以外の人が見ている景色はそもそも違っているのだから、自分の景色が唯一絶対だと思わないで、互いの違いを楽しめたらいいな。
見える景色が違っても、「一緒にあの山に登るには、どのルートでどうやって行くのがいいだろう?」そんなふうに、考えられる関係性だといいね。
自分の当たり前と、相手の当たり前が優しく合わさって世界が広がる。
合わさらずとも、お互いの当たり前を尊重しあえる世界に住みたい。
「書くこと」を通して、そんな世界の実現をひそやかに願っています。
みんなちがってみんないい。
みんなちがってあたりまえ。
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