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恋愛に向いてない女。

今思うと、たくさん恋愛をしてきたんだなと思う。
彼氏とケンカしたから学校行きたくない!みたいなごちゃまぜ情緒だったし、泊まりに(ちなみにほぼ毎週)来てた彼を朝お見送りする時にさみしくなってウルっとしたり、なんと海を超えた遠距離恋愛もしたりなど意外と濃い恋愛遍歴が振り返ったらあるわけで。その結果は見事に婚約3回、出産と結婚が2回と離婚が1回というダイヤモンド3個と臍の緒が2個とバツが1個なんだけどwww
あと引っ越しは数え切れぬほど。
そりゃ波風たてていくタイプの人生を選んでるわけで、、ちなみに弟は生まれ育った家から半径5キロ以内からほぼ出てない生活。旅行も特に興味無く毎日をなぞって暮らすのが幸せなタイプwこんな姉を見てきたからなのかな?とか一瞬思った事もあるけど彼は彼の人生を歩んでるし、何よりも姉弟の関係性は良くも悪くもずっと変わってないのでヨシ。
弟よ、いつもありがとうございます。
さておき、そんなこんなを経て
いつの間に仕上がってしまった私。
いつからこんなにたくましくなったんだろう、、、
その昔は

今日はなんか1人でいるのがいやだし
眠れるまで一緒にいて

だなんて可愛げある事を言った事もあるんだけど。
(逆に1人で寝たいから、帰るね♪とも言った事もあるんだけどww)
振り返って気付いたのは
人生最大の悲しみを乗り越えてしまったあたりから。だと気付いた。常々、ファザコン西日本代表だと自称していた私。もし、父が亡くなったら私はどうにかなるんじゃないか、、と思っていた。

もし、父が亡くなった時には
この人に傍にいて欲しい

と思う人もいた。
かなわなかったけど。

父のお看取りは
全部目に焼き付けて
全部言葉で綴って一冊の本にするんだ
と思って、ずっとずっと特等席で過ごした。
不思議な出来事がいくつかあったり
色んな出来事があった。
納棺してから骨を拾うまで
ずっと眼を開けてた。

父が亡くなってすぐにMacBookを買って
いざ、、執筆!
と思ったら一文字も打てなかった。
そして葬儀などの最中の様子が思い出せなかった。
私の記憶から1番忘れたくない記憶がどんどん綺麗に消えてしまったのである。

これは、きっと正常な防御反応。
私にはやはり大きくて抱え切れなかった。
記憶が無くなった事も父が亡くなった事も
言葉が綴れなくなった事も全てがショックだった。

私は言語を失ったのである。

それから、
大好きな人が私を連れ出してくれ
変わらず愛してくれ
時間とともに
私は私を休んでいた時期を乗り越えて
また、私が歩きだしたように思う。
40年以上生きていれば
周りでたくさん人は死ぬ。
1番最初の葬儀は曽祖母だった。
かわいがってくれた母の唯一の親友
かつての元彼、同じ歳の彼女達
大好きなお店のオーナーシェフ
いつものバーでよく会ってたあの人
病気、殺人、事故、など色んなお別れがあった。
父は闘病後の緩和ケアだったので思いの外
色々な猶予があった。

悲しみを乗り越えてしまったら
時間の大切さや日々の生き方には
厳しくなってしまったのかもしれない。
だから、私は恋愛にむいてない。
どうしても脳内お花畑になる時間が不要だと思ってしまうのだ。先日カマたくさんが言ってた

恋愛って生産性のない話をするのが必要なスキル

というのはドンピシャすぎた。

相手がそれなりの大人であればそれなりの成熟度を求めてしまうし、誰かを育てるほどヒマじゃないし、バカなふりとか未熟なフリをして相手に合わせるみたいなめんどくさい事はイヤなのだ。
もっとも、そんなバカで無知なフリして喜ぶような人には全く興味がないwだって何のメリットもないじゃない?!キャバ嬢みたいにお仕事でもないんだしそんな事して相手のためにも自分のためにも微塵もならないような事とかする必要ないw

もっぱら、ちひろさんみたいだよね
と言われる私は
やっぱり、恋愛にはむいてない。

気付いたら、恋愛から卒業してた。
もちろん思い残す事もない。
きっとそこそこの成績で卒業したハズw

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