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永く、新たに撮っていくために

同じ花を撮るにせよ、アプローチ次第で作品は千変万化します。
取っ付きやすくも奥が深いのが、花の撮影と言えるでしょう。

実はこの事に気付いた切っ掛けは、膝の怪我でした。
屈曲しづらい膝を抱えての撮影は、可能性の拡大を強く要求します。
アップだけに頼るのではなくて、ロングからどう纏めていくか…広角で撮る場合どうするか、等を考えざるを得なくなります。
それが結果、バリエーションの拡大を促していくわけです。

以前に、重度の身体障害を持つ方が撮影をしたいと言うことで、アドバイスした事がありました。
しかし当時はあまり満足した結果が得られなくて、残念だったのですが…デジタル化した今は、当時よりもはるかに本格的な撮影が可能になりました。

撮影を、老化が原因で諦めてしまうのは惜しいですし、重度障害で無理と思うのも、工夫次第でカバー出来るようになったわけです。
これはデジタルの恩恵と言えますし、人生を豊かにするという意味で素晴らしい進化と言えるかと思います。




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