自業自得？
栃木県足利市に行って来ました。
長野県の小諸市と同様、年に数回訪れている場所です。
森高千里さんのヒット曲「渡良瀬橋」の舞台になった街ですが、曲の中身の通りに何処か穏やかさが感じられます。
今回は映画のロケ地にもなった、古い映画館跡を撮影するのが主な目的になっています。
取り壊しが始まるとの事で、これは行かねば！と車を走らせました。
現地に着いてみると、壁に穴が！。
取り壊しは始まっていました。
既に建物の周囲は更地となっていて、全景が見られるような状況でしたが…案外と大きな建物だと言う事が分かりました。
前に来たときより、何もない空間が増えたような気がしました。
この辺りは再開発が進んでいて、旧い商店等が多く、更地となってしまうケースが多いようです。
数年経つと、きっと全く変わっていってしまうのでしょう。
新たに造られていく街には興味が有りませんから、私はここをもう訪れるという事は無くなるとおもいます。
皮肉にも私が撮る風景は、寂れた街並みなどが主であるため、撮影後にはもう存在しなくなってしまう事も珍しくはありません。
そして、それは同時に撮影ポイントが少なくなってしまうという事でもあります。
新たにポイントを探すという必要に迫られ、範囲が広くなってしまうのが、目下の悩み事になっています。
厄介な被写体を好きになってしまいました。
はて、どこまでこの活動は続くのやら。
先を考えると、少し鬱ですね。
