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標準レンズはMF機の夢を見る。

MFの標準レンズを入手したのは、実は金策絡み。
お恥ずかしい話だが、以前持っていたAFのレンズを売り、ちょっと浮気して広角を買ってみたのだが…結局は標準のボケとか写角とかが自分には合っていると理解した。
取りあえず…と言うことでMF(中国製)を買ってはみたのだが…時折変な写真が出来る。
原因はどうも「手ぶれ補正」ユニットにあるようだが、何か釈然としない。
それで目出たく(やむ無く?)AFのを買い直した。
これは良い。
…今のところは問題なく作動をしている。

買い戻して使用をして一番に思ったのは
「ボディとの親和性が高い」
…ということ。
ハンドリング…取り回しが良い。
肩から掛けてみてのバランスも良い。
E-PL3とのマッチングは非常に高い次元にある。

マイクロフォーサーズ…MFTの美点のひとつは小型軽量と言うことだ。
しかもそれはボディのみならずレンズにも言えて、例えばOLYMPUSの「電動標準ズーム」などは、焦点距離別で言えば世界最小なのではあるまいか?。
あれだけの小ささに抑え込めるのは、センサーサイズが小さいからで、技術にも恐れ入るが、先見の明があったことに間違いは無いだろう。

そして軽い。
AF機なのに、サイズがフィルム時代のエントリー機並みに小さい。
重量で言えばむしろ軽いくらいだろう。

手巻きのフィルム時代から、カメラを扱ってきた。
時代はちょうどミノルタのX-7とか、OLYMPUSのOM10が発売された頃だから、標準レンズといえば単焦点であって、ボディとのセットで買う人が殆んどだった。

そのセットで撮影に向かうのが普通で、その重さやバランスに慣れ親しんでいた世代だった。
MFTのボディに標準のレンズを着けたセットで撮影していると、ふと、時間が逆行するような錯覚におそわれる。
ファインダーを覗くかどうかの違いこそあれ、感覚的には非常に良く似たものがあるのだ。
断言は出来ないが…敢えて言うならば
「MFTは、標準単焦点こそベストマッチする」
…と言いたい。

標準レンズを使う為だけに、MFTを選ぶと言うのもアリだろう。
ボケ量はやや少ないが、適度な立体感がある。
開放でもピントが回りやすいので、絞り込んでボケの形を崩さないで済む。
また、中遠景だと絞り過ぎる必要が無いので、結果として三脚等の機材を軽量小型化出来るというメリットもある。

時代はズームだから、わざわざ単焦点標準レンズを買い求める人は多くないだろうが…一度試してみて欲しいと思う。
大袈裟じゃなく、写真が変わるから

シグマ30ミリF2.8 開放 iso100







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