おっとどっこいしょ!!
入院中に楽しかったのはラジオを聞く事(殆どFM)と、登山関係の雑誌を見る事。
それにバイクの雑誌を見ながら、将来どんなバイクに乗ろうかと夢見る事でした。
バイクに初めて乗ったのは18の頃で、就職が決まってからすぐに原付を買いました。
それから通勤に使って、操作にも慣れたGWに初ツーリングに乗り出し、そしてその後の数ヶ月先に発病、入院となったのです。
退院してすぐにした事は、自分のバイクに火を入れる事でした。
数度のキックでバイクは目覚めてくれましたが、あの時の嬉しさと言ったら…。
やっと我が家に帰ってきたなぁ、と実感したものでしたね。
SUZUKI GN50Eというバイクに乗っていたのですが…とにかく色々な所へ出掛けて行きました。
行き先は長野県が多かったですが、これには「すくらっぷ・ブック」(作:小山田いく)を愛読していた事が強く影響しています。
乗用車では無く、バイクを選択したというのも、何処か若気というか、自分のアシに近い乗り物を選択して決めたというところがありますね。
身体の調子が良い時には、割と頻繁にツーリングに出ていました。
それが可能だったのは、自分で自分の体を面倒見ることに長けた「中国医療」それも「鍼灸」との出会いがあったからですね。
調子を落としても、自分でカバーが出来る。
この安心感は絶大なものでした。
鍼や灸でないと出来ない…特効のある薬が無い(未だに無いんですよ?…もう40年経過してるのに!?。)病気に唯一対抗できる医療手段が鍼灸なんです。
時間は有りましたから、もしツーリング後に調子を落としても、じっくりと治療にあたれるわけです。
これは強みでした。
…そういった意味で言えば、私の青春時代は不運ではあったかも知れないけど、不幸じゃ無かったのです。
私は運が良い。
拾う神と捨てる神が交互にやって来て忙しかったですが、お陰で青春時代を真っ黒けにはしないで済みました。
このnote を書いてる理由のひとつは、人生は一度大きく蹴躓いても、それだけじゃ早々倒れないんだよ?という事を伝えていく意味もあるんです。
人間簡単には死にまっしぇん!!(古いか?)。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?