Motohiro Tanji Fall 2023 展示会。バッグも出来たよ。
こんにちは。
ニットデザイナー Motohiro Tanji 2023年秋冬コレクションの展示会が、4月7日、8日と21日、22日の4回開催されます。
丹治 基浩:慶應義塾大学卒業。大学で3Dコンピューターグラフィックス、3次元CADを専攻し、3次元CAD技術を用いたアルゴリズムによるファッションデザインの研究を行う。イギリスのノッティンガムトレント大学MAニットウェアデザイン科を首席で卒業。
その後、様々なメゾンにニットテキスタイルを提供するAcorn Conceptual Textilesに勤務。2012年に帰国し、2013春夏シーズンより自身のブランド「Motohiro Tanji」をスタート。2013年Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門に選出。2018年には、パリのアート展 Salon des Beaux-Art のSculpture部門でブロンズ賞を受賞。
丹治さんの蠢くニットが好きで追いかけてきましたが、お話ししているうちに、今回のコレクションのお手伝いさせていただくことに!
私の役割はイメージの提供。話をしながら世界を膨らませ、丹治さんの眠れるスイッチを押すような係。
私が丹治さんの作品に出会ったのが2015年。「古代遺跡」がテーマのシーズンでした。編み地に…苔むした寺院にひっそりと眠る龍骨が透けて見えたカーディガンが印象に残っています。(記事「ダークな世界を編み出すニットデザイナー Motohiro Tanji」)
日常に溶け込むグロテスクさを編み込んだアイテムが素晴らしかった2016年秋冬も思い出されます。(記事「グロテスクが日常に溶け込んだ!〜Motohiro Tanjiのニット」)
今シーズンは彫刻、レリーフが頭にあって編み始めたそうですが、だんだん「臓器」になってきたようで。どのシーズンも丹治さんらしい「蠢き」は健在。(記事「ニットと機械が溶けあった!〜Motohiro Tanji Fall 2019」)
首と袖口のリブが長いと美しくおさまる。
シーズンカラーはピンク。秋冬のピンクカワイイね。ベージュのワイドパンツに合わせたい。
どこまでいってもカジュアルなニット。でも組み合わせる素材やバランスによって大きく印象が変わります。
張り光沢のある素材、チュールなどの儚い素材に合わせるのか、デニム等に合わせるのかで異なる表情を醸し出します。
そして今シーズン生まれたのがバッグ。
丹治さんと話しながら、ラックに掛かっていたマスクに目が行って。
ムニュっと出っ張ってた角みたいな部分を何気なく持ったら、
「わーこれバッグにしたらカワイイ!!」
中にものを入れると伸びてしまうニットバッグ。裏地をどうする?ハンドルは?と考えてた時に思いついたのが、カバー。
ちょうどカゴバッグ欲しかったし!で、カゴバッグにニットを着せました。秋冬のカゴっていいよね。季節をクロスオーバーさせるのって格好良いよね。
カゴバッグはラージとスモールの2タイプ。
スモールはすっぽりとカバーで隠れるので、なんだかモケモケの生物連れてるみたい。
ラージは少しカゴ部分が見える感じ。
裏と表で表情が違います。
デカイのもカッコイイので特大も。
ということで展示会のお知らせです。
① 4月7日(金)、8日(土)11:00〜19:00 グループ展
② 4月21日(金)、22日(土)11:00〜19:00 個展
①は例年通りのグループ展、②は丹治さんだけの個展となります。②は私も両日とも参加します。
アーカイブや羊たちもいる予定です。(記事「Motohiro Tanji のニット彫刻」)
蠢くニットに会いに、ファッション談義をしに是非遊びにいらして下さい。
① 4月7日(金)、8日(土)11:00〜19:00 グループ展
② 4月21日(金)、22日(土)11:00〜19:00 個展
AL gallery
東京都渋谷区恵比寿南3-7-17
展示会に関するお問い合わせ
info@motohirotanji.com
080-8232-4389(丹治)
* Fall 2023 全ルックはこちらで見られます。