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水のまち「長野 松本旅」①

去る4月上旬。桜前線を追いかけるように長野県松本市へ旅に出た。

長野県には幼少の頃に一年ほど住んだことがあるらしい。らしい、というのは雪深い場所、もこもこの上着を着せられた私が雪だるまの横でバンザイしている写真に「長野にて」と書かれていたというのと、両親から聞かされた話を総合して認知しているもので、本人としては住んでいた実感なく、懐かしいというよりは初めて訪れるという感覚なのだ。

これまで善光寺に旅行に行った記憶はあれど、初めていく松本市。

今は便利なもので、旅の計画はほとんどgoogle検索に任せる。行ったことのない場所にまずは指先で飛び現地確認。修学旅行には教師の事前下見旅行があると聞かされた記憶があるけれど、今は実際いかなくともある程度の下調べはできる。便利。

私が松本を検索している時にまずヒットするのが「松本城」
実はあまりお城には興味がない。けれど世界遺産だと言うので、見にいく。

観光客で賑わう「松本城」

興味がない、などとのたまう割にはテンションは上がる。黒い外観はカラスと称されることもある、とは現地の方に教えてもらった。

実は到着前日に桜が本格的に開花したとのことでライトアップが開始されていた。とてもついている。
興味がないと言った割にはライトアップにもしっかり詣参った。

夜も来てしまった松本城

この水辺に映るお城をキレイに配置した写真がSNSでは並んでいる。
ライトアップの時間には城の中に入るのも無料、とのこと。

松本城観覧を挟むようにして、松本駅からバスで30分ほど離れている浅間温泉にも行ってみる。温泉宿に泊まれれば良かったのかもしれないけれど、駅近の便利さを優先したため、ここは足湯だけでもという気持ち。

浅間温泉にはgoogle検索するとバスで行けることがわかる。
旅先のバス利用はかなりハードルが高いけれど、松本駅のターミナルから出るバスは行き先ごとにきっちり分かれているし、京都ほどには路線数もなくて比較的利用しやすい。わからなければ運転手さんに聞きましょう。私も聞きましたし、何人か質問している観光客もいました。みなさん、親切。

Suicaなどの交通系カードはまだ使用できなかったので現金にて乗車。ただし今後は利用できるらしいのでSuicaが使えるようになればもっと使える足になってくれること間違いなし。

浅間温泉は、かの有名な宿「松本十帖」があるところです。
比較的リッチなお宿なので予算に折り合えばぜひ泊まりたいところ。
気分だけでも・・・と宿のロビーを兼ねている古民家っぽいカフェに行きましたが、雰囲気良かったですし、チェックインしている方への対応を垣間見る限り、良い印象でした。
そして、「手紙舎文箱」さんも。何気にアツいな。この地域。
紙もの好きでカフェ好きな方にはたまらん地域です。

浅間温泉では昼過ぎにお風呂入るのはちょっとなーと思っていたので足湯だけを楽しもうとタオル持参で挑みました。
近くに土産物屋さんがあるところだとタオルも売ってるので、ハンカチで足を拭くのに抵抗がある方も安心。

私の足を失礼!それにしても気持ちいー

この足湯がたまらんかった。湯温もちょうどよく、人も少ない時間だったので(平日午後)のーんびりぼうっとしました。贅沢。

近隣の方がふらっとやってきてちょっと休憩、みたいな使われ方もしている様子。これ近くにあるの羨ましいなんてもんじゃない。毎日でも行きたい。

私が言ったのは「ホットプラザ浅間」の足湯。こちらは温泉もあるのでガッツリ入りたい方はそちらでも。バス停近くなので帰りも安心。
バスはそんなに本数がないのと、遅い時間だと終わってしまう路線もあるのでそこだけ注意が必要。早めの行動が吉。

今回「水のまち」と銘打ったのは、本当に松本市にいるといろんなところで水の豊かさを感じることが多かった。手湯という手に当てるための温泉、足湯、井戸の水、そして川の流れ。んー、これぞ住んだことのある幼少の私に刻まれた細胞がわらわらと騒いでいるのがわかった、とにかく色んな意味で「あがる」まちであったのです。
水が合うって言えばいいのかなー。

そんなところも書きたかったけれど、今日はこの辺で。

つづく

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玉置ゆう
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