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極端思考は自分の気持ちの落としどころを作る自爆スイッチ

みなさん、こんばんは!
るる👾(@lulu_re_love)です。

先日、質問箱で以下のようなご相談をいただきました。

回答した直後は、「きっと落ち着いて考えればわかるのになあ。悩んでる最中で感情的になって、事実を見られてないんだろうなあ。」と思ったので、上記のような回答に至りました。

が、もしかしたらこれこそがわたしの大きな勘違いで、仮にこういうニュアンスで彼から話をされたら、「彼は別れを考えてるんだ」と解釈した自分を疑うことなく同じように自爆しかける女性が意外と多いのでは?と思い、突発的にアンケートをとったところ、以下のような結果になりました。
※ご回答くださった皆さま、ありがとうございます!

パッと見は「まあそうだよね」という結果なのですが、数字を細かく追うと、実際は121票中の21.5%、つまり10人中2~3人は、「彼が別れを考えてる」という解釈をしてしまうってことです。
これ、けっこう割合的に多いと思いませんか?😨

とはいえ、今回の質問者様を含め21.5%の人たちが、本当に「彼が別れを考えてる」とごく純粋に解釈しているかどうかと言えば、わたしは正直「NO」だと感じています。

では、何故このような解釈の齟齬が起こり、話し合いが拗れてしまったり、時には破局に至ってしまったりするのか。
今回はそれを、いただいたご相談をもとに解説していきたいと思います。


■極端な解釈をしてしまうのは思考が○○○○だから

・落ち着かないから状況をハッキリさせたい
・なんだかんだ自分の思い通りの結論に誘導したい
・自分が納得できない状況であることが嫌だ

など、具体的な理由はそれぞれですが、極端な解釈をしてしまうのは思考が自分基準だからです。

「自分だったらこう言うときは別れたい時だろうな」という自分基準な解釈で、彼も同じくそう思ってるはずだと考えてしまう。
自分の望む状況でないことに納得できない、モヤモヤした気持ちをどうにかすることが第一で、彼のことをまったく考えられていない状態。

つまり、中途半端な状態にモヤモヤした自分の気持ちの落としどころをつけるため、「"""彼が別れたいと思ってる"""ことにしたい」という思考が無意識に働いてしまってるということですね。

この形で話が拗れると、ほとんどの女性は、自分が安心する答えが彼の口から聞きたい、もしくは宙ぶらりんな状態にされるくらいならフラれたほうがマシだ(絶対にそんなワケないのにね)というどっちつかずなグレーの状態を受け入れられず、彼が本当に別れたいと思うまで「別れたいんでしょ?」と疑い続け、彼を呆れさせ結果的に別れ実現させてしまいます。

つまり、このような極端思考は、自分の気持ちの落としどころは作れるけど、それと引き換えに相手との関係性を破壊しかねない自爆スイッチでもあるわけです。

相談者様は最後に「彼に歩み寄る姿勢」を見せていますが、納得できなさに彼を不誠実な男という極端を解釈もしようとしてる。
そういうの良くないよ!


■男性の言葉に「裏」はない

男性の発言は基本的に、言葉以上の意味も言葉以下の意味もありません。
思ったことを思ったままに言う、それが男性です。

だから思いつくことがなければ言葉を発しません。
急な喧嘩など、話し合いの際に男性が黙ってしまう傾向があるのはこのためです。

ちなみに、気持ちとは裏腹なことを言いがちな男性の場合、話し合いはこんなに穏やかにはいきません。もしそうなら、今回の話し合いの前にもそのような言動が見られてるはずなので、それがないのであれば、彼は正直に言葉を発する人と考えて間違いないでしょう。

一方、女性のほとんどは、大丈夫じゃないのについ相手に気を遣って「大丈夫」と言ってしまうなど、気持ちとは裏腹な発言する傾向があるため、男性が言う「大丈夫」も「『大丈夫』じゃないのに、気を遣って『大丈夫』と言ってるんだ」と自分基準で解釈してしまい、男性の発言の裏にも何か意味があると勘違いをして、「本心は何?」「そう言う心理は?」となんでもかんでも深読みをしようとします。

でも、探そうとしてるはずの「男性の発言の裏」は存在しません。
そして、自分が探してるものが存在しないということが理解できず、しまいには自らで想像で作り出してしまうから、どんどん現実とは離れた議論になり、話が拗れてしまうんです。

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相談者様の場合、おそらく彼の前半の発言を聞いて、

交際に対して前向きじゃない

前向きじゃないのに付き合いたいと思わないよね(だってわたしはそうだから)

ってことは別れたいんだ!!!

と解釈してしまったんだろうと思います。

正直、前半だけを見れば別れ話に繋がる可能性は拭えないですが、その疑惑が正か誤かを判断できる問いかけを、相談者様は「別れたいってことだよね?」という形でしています。

だから、相談者様は自分の問いかけにより、自分の疑惑が正か誤かを、問いかけをした後の彼の話からさらに判断する必要あるんです。
ところが、「彼が別れを考えているんだ」と瞬間的に感じてしまったことで焦って冷静に考えられなくなり、「彼は別れたいと考えている」という先入観のまま感情に流され、話を進めてしまった。

だから、「彼が別れたいと思ってると考えて聞いてる相談者様」「別れは考えてないけど自分の現状の大変さと付き合い方について話したい彼」と、お互いに真逆の大前提になっていて、会話がところどころ噛み合ってない部分があるんですね。

相談者様は「彼が付き合いに対して前向きではない」という印象を、自分基準で「前向きじゃない≒別れたい」と結びつけてしまったわけですが、彼の発言を見ると「付き合いに前向きじゃなくても付き合い続けるという選択肢」があることがわかりますよね。

つまり、相談者様は「付き合いに前向きじゃないけど付き合い続けるという選択肢」があるということを、彼の発言をそのまま受け止めて、受け入れなければいけません。
彼との未来を見たいなら、たとえ納得できなくとも、そういう考えの人(彼)がいることは理解しなければいけないのです。

これが、彼に歩み寄る、彼を理解する、ということです。

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■言葉(事実)をそのまま受け止める

このような解釈の齟齬をなくすためには、まず彼の言葉(事実)をそのまま受け止める努力をすること。これが歩み寄るということです。
決して、「彼の別れたい気持ち」というありもしない心理を作り出して、彼を察したつもり理解したつもりで「別れたいんでしょ?」と、彼が別れたいと折れるまで疑い続けることではありません。

(彼がご相談内容に書かれてることしか言ってない前提での話ですが)
そもそも、彼のほうは一言も「別れ」を口にしてないんですよね。
むしろ、相談者様の「別れたいの?」という問いに対して「結論を出したくない(別れたくない)」とまで言ってます。

青・・・彼の発言(事実)
赤・・・相談者様の解釈(仮説、想像)

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なぜ彼が「結論を出したくない」という表現をしたかと言えば、

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