見出し画像

インフルエンサーのロールモデル化 〜淡い民のつぶやき〜


インスタグラムが流行し始め、早十数年。
みなさんには憧れのインフルエンサーさんはいますか?


わたしはというと、数年間「推し」と呼んでいるインフルエンサーさんを追っかけておりまして。

というのも、その頃わたしはファッションの系統で迷走していたのです。淡色系に憧れつつも、かわいい系統も捨てきれないし、年齢の変化もあり。とにかく自分に何が似合うかわからなくなってきていたところでした。


そのため、パーソナルカラー診断や骨格診断を受けていたのですが、この頃は自分を「ブルベ冬」だと思い込んでいまして。(なんと、後にそれが誤診だったと知ることになります)

淡色系=イエベ秋の特権と信じ込んでいたので、憧れるだけで挑戦できずにいました。

しかし、そのいわゆる「推し」は当時、淡色系を貫きつつ、かわいい系やフレンチガーリーをうまく取り入れたコーデをよく着こなしていたのです。他の誰とも被らない、でも個性的すぎないくらいに洗練されていて。

さらに、一般的に淡色系統の方はブランドを統一していることが多いのですが、推しが選ぶブランドは本当に様々。

推しっぽ淡色コーデ

全身コーデどころか、ほぼ毎回聞いたことのないブランドを着ていて、ブランドに執着するよりもデザイン性から服を購入しているようでした。
(お気に入りブランドもあると公表していますが)


要約すると、いわゆる「スナ系女子」や「カスタネ女子」のようにブランドの偏りが少ないということです。もちろん、偏りがあってもそれはそれで、一つの大好きなブランドがあるということでとても素敵なことですが。

実際に、推しを通じて知ったブランドは非常に多く、ファッションビルにも入っているブランドからオンライン販売のみの韓国通販まで様々です。


系統に関しても、色味はベージュやアイボリー、ブラウンやモカをセレクトしつつ、形がちょっとガーリーだったり、あざとフェミニンだったり。

一見淡色系はスルーしそうな、それこそスナイデルやリリーブラウンのようなブランドからもアイテムを取り入れているのです。


推しの担当の美容師さんとお話したこともあるのですが、「どうやって服選んでるんでしょうか?」と聞いた際には「とにかく沢山見てるって言ってました」とのお答えが返ってきました。

人気商品以外も、しまむらからセレクトショップ、そしてバーバリーのようなハイブラまでミックスしてコーデを組む推しのセンスは、本物のファッショニスタだと思いました。


何を隠そう、わたしが淡色系に踏み出せなかった理由として、似合う自信がないこともそうでしたが、個性が消えてしまいそうだと感じていたからです。というのも、王道の淡色系ブランドといえば不動の「eim」のイメージが強くて。

eim のワンピース


淡色が流行り出して間もなく登場した、初の淡色系に特化したブランドであり、その人気の高さは今でも王座に君臨しているように感じます。

淡色系に興味がないどころか、淡色系統をご存知ない方からしたら、専門的すぎる情報かもしれませんが… その頃はもちろん、今現在でも全身 eim の淡色女子はたまに見かけます。実際のところ、わたし自身も eim が大好きですし、推しもたまに着用しています。


しかし推しは、全身 eim で固めることは少なく、どこかに個性を感じられるのです。(まがいもなく、全身 eim も憧れますし、着こなしてる方はすごいと思います…!)

そんな感じで淡色系=無個性というイメージを覆してくれた推しには感謝していて。

量産型のファッションはそれだけ需要と人気がある証拠なので、かわいいことは間違いないのですが、個性的な自分は溶け込めないことが多く。

リボンがアクセント


そのように、最初はファッションのロールモデルとして参考にするために、推しの投稿を頻繁にチェックするようになりました。

彼女のファッションがどタイプだったこともありますが、それと同時にパーソナルカラーがかなり自分と近かったことも挙げられます。


この頃わたしは以前のパーソナルカラー診断が誤診だったことを知り、なんとあんなに憧れてたイエベ秋だと再診断され。推しもイエベ秋なのですが、肌トーンもそんなに明るくないところも似ていました。
※余談ですが、後日セカンドオピニオンとして伺った別の先生にはブルベ夏と診断され、もはや何が本当かわからない、、😂


そのため、ファッションだけでなくメイクや髪色も非常に参考になりました。推しと同じ服を買っても失敗することはほぼ皆無で、コスメも同じものをいくつか購入し、今ではすっかりわたしも淡色女子です。笑 (骨格は違うし、推しの方がちょっぴり肌が明るいので誤差はありますが)



以来、3年間くらいはほぼ毎回イベントに足を運び、コラボ商品は購入し、投稿には欠かさずいいねしていました。全く同じコーデでカフェに行き、同じ席に座って写真を撮ることも飽きるくらいにしてきたので、完全にヲタクの域です。。

わたしに異性の推しはいませんが、そういった意味では楽しく推し活できたので、本当に様々な方面で推しには感謝しかありません。



推しの真似をし始めてからファッションや見た目を褒められることも増え、「そういう服似合うのいいな!」「どこで服買ってるの?」と聞いてもらえるように。そこで推しの話をすると、「そんなロールモデルがいて羨ましい〜!」と言ってもらえて。推しを布教していました。笑

系統迷子の頃は苦しかったので、迷うことなくたくさんのお気に入りの服と出会え、ファッションを全力で楽しめた20代は幸せでした。

お気に入りキャミワンピ

今現在も、手持ち服の半分は推しとお揃いです(怖い) また写真の撮り方のセンスも、他の誰の投稿よりも好みど真ん中で、フィードを眺めているだけで癒されていました。(印刷して手帳に貼り付けてたくらいなので重症)



話し始めたら熱が入って長々と書き連ねてしまいましたが、何を言いたかったのかと言うと、インスタグラマーという肩書きの登場からロールモデルが身近になり、しかも多様化しているなということです。

ロールモデルになり得る人の分母が増えることで、その分幅広い系統、性格、外見の方が増えるので、ロールモデルを見つけやすくなっているように感じています。


それだけでなく、インスタグラムの場合はタグ付け機能やリンクを通して容易に同じ商品に辿り着けますよね。今や当たり前になっていることですが、一昔前には叶わなかったことです。

わたしが中学生だった頃は、ファッション雑誌からお気に入りの服を見つけ、そこに掲載されているブランドの実店舗が近くになかったら電話で商品名で問い合わせて… という大掛かりな作業を行なっていた記憶があります。

今では逆に欲しいと思えば完売していない限り手に入るので、お金が飛んでいきがちでもありますすが。笑 万一完売していても、フリマアプリなどで探すこともできますしね。


ロールモデルを見つけることも容易になり、気に入ったアイテムを入手することも容易になったい今、新しい形の「推し活」の提案としてこの記事を書いてみました。

伝えたい情報が多すぎて、まとまりがない内容になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?

皆さんもぜひ、お気に入りのインフルエンサーさんを見つけてみてくださいね♡




いいなと思ったら応援しよう!