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ADAT(転送技術)とは?
ADAT(転送技術)の概要
複数のトラックをデジタルで伝送するための規格。(=adat optical)
もともと、Alesis社のMTR(マルチトラックレコーダー)のことを指していたが、現在は転送技術のことを言うことが多い。
伝送には光ファイバーケーブルを使う。
基本的に24bit/48kHzで、8chのデジタル音声信号を伝送する規格であるが、後述するS/MUXを用いて、より解像度の高いデータを送ることができる。
SMUXとは
S/MUX(サンプル・マルチプレクシング)は、チャンネル数を犠牲にして、解像度の高い音声データを送ること。
96kHzで4ch分や192kHzで2ch分送ることができる。
もともとのADAT(ハードウエア)とは?
アメリカのAlesis社が開発したMTR「ADAT(Alesis Digital Audio Tape)」。デジタル録音を可能としており、S-VHSテープに録音する商品だった。(その後はハードディスクに録音できるようになる。)
ちなみにS-VHSテープとは、ほとんどの一般のビデオデッキで再生できた。「S-」と言うのは、想像通りノーマルのVHSデッキを発展させたものだが、平成2年以降のビデオデッキにはほとんど再生できる機能が備わっていたらしい。
ADAT(転送技術)の利用
ハードウエアの規格から生まれたADATであるが、現在でもオーディオインターフェイスの端子に用意されていたりする。
下は、ADAT端子を持つーディオインターフェイスを拡張できる商品。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/236461/
ADATのライバル?「S/PDIF」
同じ光ファイバーのケーブルを利用する「S/PDIF」という規格がある。こちらもデジタル音声の信号を送る規格であるが、ADATとは別物。
(S/PDIFは光ファイバーのケーブルだけでなく、同軸ケーブルで伝送
も行える。)
S/PDIFについては下を参照。
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