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第5号 春和景明。
春の風が吹く梅小路公園へ!
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いいお天気で花見客もたくさんいる梅小路公園に、春うららな気分になりながら訪れた私たちは、実は桜を見に来たわけではない。
そう、目的は公園で行われている「コンポスト」の視察だ。
今回お世話になるのは、梅小路公園でのコンポストプロジェクトに中心で関わっていらっしゃる足立さんという方だ。
梅小路公園に訪れた日はちょうど「循環フェス」という古着を中心とした資源循環のイベントが行われていて、足立さんも本部テントにいらっしゃった。
まさに、公園を利活用した"資源循環"が行われていて、今日はうってつけの日だった。
「循環フェス」の詳細については是非下記のリンクよりチェックしていただきたい!
さて。
それでは、潜入!!
足立さんに案内していただき、入った先は公園内の一角、ゲートで閉められた管理者ゾーンのようなものだった!
まるでバラエティ番組の"立ち入り禁止エリアに潜入!"するようなVTRを見ている時の気分でワクワクとした!
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写真上部、オープンカーのような上下に開く透明な屋根を開けると、その全貌をあらわにした。幅は大体1mぐらい、長さは15mは下らないだろう。結構でかいぞ!
実際に生で見て、堆肥になっている様子を肌で感じると感動する。大げさじゃなく本当に感動した。
よく見てみると、フライドチキンの骨のようなものが残っていたり、元食品だったことがわかるようなものも見てとれる!
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そう、足立さんのお話によると、梅小路公園で行われた音楽フェス「京都音楽博覧会」(通称:京都音博)での食品残さが、ここのコンポストに使われているとのこと!
京都音博では資源が"くるり"プロジェクトとして、京都音博主催のロックバンド「くるり」の岸田さんや、私も大学で授業を受けコンポストを始めるきっかけとなった安居さんの対談する様子が以下に載っている。
さて、話も"くるり"と戻すことにしよう!!
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梅小路コンポストステーションを取り巻くように、さまざまな素材が元となって
今梅小路で"発酵"していることがわかる。
先ほど取り上げた京都音博での食品残さから、公園の落ち葉の活用など。
また、容器として建てられているこの資材も"サーキュラー"可能な素材で、また余剰を活用されたものになる。
例えば、ここに使われている木の柱(上の写真の右下部分、丸太のような見た目の柱)は、日本家屋に使われる「床柱」が活用されたもの。現代住宅は洋風のものが主流となってきており、床の間で使われる床柱の需要は少なくなってきているのだ。
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この床柱(しかも、京都北山杉のものを活用)をはじめとして京都各地で生まれる資材を利用した容器になっているのだ。
足立さんのお話をうかがった後は、お礼の挨拶をして、あとはそれぞれ梅小路公園で思い思いの時間を過ごした。
(足立さんお忙しい中、ありがとうございました!この場を借りてお礼申し上げます!!)
ねーさんは循環フェス初来場のため循環フェスに参加。
せんちょーこと僕は、その日にちょうど梅小路公園で「土中改善ワークショップ」というものがあり、植物や自然に興味があるので参加した!
(お友達もできた^^)
またそのことについても皆さんにどんな様子だったか書き記したいが、長くなってしまうのでまた別の機会ということで割愛しよう。
花が咲くころ、私たちのゼミも次の章へ進む。
私たち一期生が4回生になり、ゼミは次に3回生を迎えることになった。
ねーさんと僕が考えるコンポストのビジョンとして、
船岡山でのコンポストが引き継がれていければいいなと思っているのだ。
どんなゼミになっていくのかまだわからないけど、逆にそのワクワクさが
たまらん。これからがまた楽しみだ。
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続く!
ライター:ヤマグチ コウタ
(京都精華大学メディア表現学部4回生)
協力してくださった味方:京都リサーチパーク 足立さん
実績解除:「くるりと循環」
EXP:+100p(梅小路公園に咲いてた桜の花粉の量)
NEXT→ついにコンポストが開始!!