勘違いの魔法
ラテン音楽活動をしていた頃
私はドミニカ共和国のバチャータという音楽を日本で広めたいと
『日本でバチャータ歌手になるのだ!』
という・・・・
今考えれば
なけなしの金の中からかき集めた300円で博打をうって
『さぁ、豪邸でも建てて、のちには総理大臣になってやろうか!!』
というくらい…
世間知らずで無謀で無能なギャンブル師だったのだと思う
ただ、当時の私には
学生時代からラテン歌手になるためだけにしか
情熱を傾けられないという
一種の依存症に近い症状に長く取り憑かれており
その中で出会ってしまった
バチャータという音楽にハマり込み
それは何か大きな勘違いが重なり、転がり続けながら
きがつけば『自分がこのバチャータという
本当の歌の心を皆に伝えなくては!』
とくらいに思っていた
今思えば、震え上がるほど恐ろしい『勘違いモンスター』である。
しかし
本来メチャクチャな怖がりの性分の私が
この『勘違い』のお陰で、ドミニカ共和国まで
ホームステイの旅に出ることになったのだから
勘違いの力は偉大であるとも言える
そしてその『勘違い』が長く続けば続くほど
確かに得るものもある
どぶろっくが歌う『もしかしてだけど〜』という曲も
欲しいものを掴みたいときには
すごく重要なものだとワタシ的には強く信じている
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