57.同じ匂いのする人たち。#日々のあれこれ
数週間前、祖母から「帰っておいで」と連絡をもらい、生まれ育った宮城県へ帰ることにしました。
このご時世、世の中は帰省したりする人たちに対して、自粛警察などといった、とても厳しく、心ない仕打ちが各地で起きていることも知っていたので、不安な気持ちになりましたが、どうやら祖母の周りも旅行を始めた人が多いそうで、言葉に甘えることにしました。
こんにちは、Perryです。
私は、宮城県石巻市で生まれて、仙台で6歳になるまでの幼少期を過ごしました。
という事は、圧倒的に、もう都内での生活の方が長いのですけれども、我が家の文化は石巻で溢れています。
例えば、言葉づかいであっても、家の中では未だに石巻の言葉が飛び交うし、私も標準語を話しているつもりでも、ちょっとしたところで、方言が顔を出したりします。
皆さんも、もしかしたら、こういった経験はあるのではないでしょうか?
私の例を挙げると、職場で苦手だなぁと思う上司がいたとしても、ふとこぼれた方言から、お互いが宮城県出身だとわかって仲良くなることもしばしば。
不思議なもので、出身地から派生する縁というのは侮れないなぁと社会に出てから思います。
余談ですが、社会に出てから、よくお世話になっていた人たちが、私を含めて、奇跡的に全員、同じ出身校であったということもありました。
何が言いたいかといえば、人間はやはり、似たような境遇を過ごした、同じ匂いのする人同士で無意識のうちに縁が惹かれ合うのだなぁということです。
そのような理由から、私には、同郷や同校の人などに対して、悪い感情をあまり持てません。
もちろん、価値観の違いや、複雑な人間関係は、例えどこに行ったとしても切っても離せないものですが、もう少し情があってもいいのではないかなぁという風に思ってしまいます。
まぁ、その辺りが解決したら、誰も人間関係で苦労することはないのですけどもね。
さて、車内アナウンスが鳴りました。
もうすぐ仙台だそうです。
そんな仲間や、親族に、「おかえりなさい」と言ってもらえる人でありたいと思いましたとさ。
まずは、出会っていただきまして心からありがとうございます。 私は旅をメインに生活しているので、サポートしてくださったものは全て今後の旅や記事の取材などに充てます。そして、より良いコンテンツが提供できるように、励んでまいりますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。