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つひまぶは図書館にも置いていただいている


つひまぶ「大阪スパイスカレー キタの事情(わけあり)号」

先日、つひまぶを図書館で借りて読んでます!と、とても嬉しいことをおっしゃってくれるご婦人に会った。
最新号から遡ってバックナンバーを順番に読んでくれているようで、今は、2021年11月発刊の「大阪スパイスカレー号」をご高覧いただいているとのこと。
最新号から順番に遡ってくれているのだとしたら、これが7冊目ではないか。

カレー店と音楽の関係など、着眼点がおもしろいですね♪
とおっしゃっていただき、ちゃんと読んでくれてはるんや!と思った。
当時、ワシはスパイスカレーにどハマりしており、片っ端からスパイスカレーを食べ歩いていた時期でもあった。
スパイスカレーの店主にミュージシャンがやたらと多いことは雑誌なんかをパラパラと読んでいたら分かるし、店で店主と音楽の話で盛り上がったりもするのだけれども、なんでスパイスカレーとミュージシャンやサブカルは親和性が高いんだ?との疑問に答えているものが見当たらなかった。ならその答えを自分で探してみようと思ったのが、「大阪スパイスカレー号」をつくった動機のひとつでもあった。
もちろん製作の動機は他にもあって、スパイスカレーを紹介した雑誌はたくさんあったけれども、北区縛りにして深掘りするだけで、どこにもないオリジナルな誌面をつくる自信があったのだ。
カレー店主鼎談で飛び出したマニアックなミュージシャンにいちいちマニアックな注釈をつけて、読者も編集メンバーも置き去りにするという、楽しい暴走もした。

その答えというか、探究の成果を知りたい方はつひまぶの誌面をご覧いただくとして、

https://tsuhimabu.com/?p=64
気になったのは、図書館である。
いくつかの図書館に納本しているので、置いてくれているのだとは思っているのだけれども、正直、確かめたことがない。
試しに蔵書検索をしてみると、
●中之島にある大阪府立図書館
https://www.library.pref.osaka.jp/opw/OPW/OPWSRCHTYPE.CSP?DB=LIB&MODE=1&PID2=OPWSRCH1&FLG=LIST&SRCID=1&SORT=-3&HOLD=NOHOLD&WRTCOUNT=100&PAGE=1&LID=1&HOLDSEL=2&CHGIMG=0&fbclid=IwY2xjawHNrGFleHRuA2FlbQIxMAABHV0UElkmK7cC_tch11J8Ja6EA_7s31VxhX1UJZJskJiqqy3KvJlHbYnUUA_aem_vRsFnAQCvavQFU0rhr1YDw

●大阪市立図書館(北図書館)
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=266

●住まい情報センター
該当なし。配架というよりも配布してるからな。最後にはなくなるからな。

●国立国会図書館
https://ndlsearch.ndl.go.jp/search?cs=bib&display=panel&f-ht=ndl&keyword=つひまぶ&fbclid=IwY2xjawHNrH1leHRuA2FlbQIxMAABHVt6-LdCilNPx0RnqZ8wUyEd0KkyvVPasugk_3v_v58k_M7SAeYDHqKraQ_aem_sRbmXOHvTB1K1orNFRyV_Q

おおっ! ちゃんと出てくる。蔵書として登録されている。スタッフの方が、わずかだろうが手間も時間も使ってデータベースに入力してくれたのだ。
読んでます!とおっしゃってくれたご婦人は、北図書館で借りられたそうだ。北図書館では、閲覧だけでなく、借りることもできるようだ。
つひまぶはスクラム製本(針金やノリで留めず、折って重ねただけの新聞形式の製本)なので、どうやって取り扱っているのだろう?と思っていたら、1冊ずつクリアファイルに入れて保管・貸し出ししてくれているらしい。なるほど!

国会図書館にも納本している。そもそも、本や冊子を発行した場合はフリーペーパーであれなんであれ、製本されたものなら、国会図書館に納本せねばならない。
国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物は、国立国会図書館に1冊納入することが義務付けられている。
つひまぶはフリーペーパーなので関係ないが、定価が設定されている刊行物なら、通常は小売価格+送料の5割で買い取ってくれる(出版物代償金として交付してくれる)。
通常は出版社が代行して納本するのだけれど、つひまぶは超零細のワシら「北区おもろ通信団」が発行主体なので、ワシが自分で郵送して納本している。受取書も発行してくれるが、どっかに行って手元に見当たらない。

図書館に置いてもらえると、なんとなく公式に存在を認められた気分になって、まあまあ嬉しい。
いや正直に白状すると、かなり嬉しい。
おかげで、ご婦人の目にも止まり、ご笑覧いただけているのだし。
中之島の府立図書館にはつひまぶメンバーの西野くんが凸してくれたのだけど、なんでもかんでも置いてくれるわけではないだろうから、一応、何某かの価値が認められてのことだと思う。
あんな歴史も風格もある図書館に置いてもらえるのだから、素直に光栄に思う。

一度、片手につひまぶを丸めて持ち歩いている人とすれ違ったことがある。
追いかけていって、どこで手に入れてくれたのか聞きたかったほどだ。聞かなかったけれども。でも、あーゆーのは、ナマの反応を耳にするのとおんなじくらい嬉しい。
大阪市立北図書館には北区役所から納本してもらっている。
いつだったか、北区役所が納本を忘れていたことがあって、北図書館から、ちゃんと送ってくれとの催促があったそうだ。
そのとき、北図書館の人は、
「つひまぶは北区の貴重な歴史的資料です。きちんと取り扱ってください」と北区役所に進言してくれたそうだ。

それを聞いたときは、飛び上がるほど嬉しかったよ。
これまでも全力でつくってきたつもりだけれども、これからもやっぱり全力でつくらないと、と、そのとき思った。
暑苦しくつくってますよ。
次号は来年4月1日に出ます。
まだ、なにもかたちになっていないけれども、ウンウン唸って、ええもんを捻り出しています。

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