武満徹と御代田
私と切っても切り離せない作曲家武満徹
(勝手にそう思っています)
サントリーホールのレインボウ21があったからというよりも、
もともと音楽を志す時から気になっていたのと、
海外の音楽学生と話をする機会があって、
その時にいつも聞かれていたのが
「あなたの国ではどんな曲が多い?武満はどう思う?」
ということだった。
自分の国の事を知らないのは恥ずかしい。
そう思ったのもきっかけだった。
レインボウ21がきっかけで武満徹の作曲で、音源があるものはほぼ全て聴いた気がする。
いつも企画をする時に頭の片隅で武満の曲はどうかな?
今回の企画には合うかな?
と考えていた。
ただ、実現することは少なかったですが。
そんなこんなしているうちに、
自分の仕事が美術館になった。
音楽を仕事で聴く機会は減った。
そして、長野に移住。
意図した訳ではないのだけど、御代田に決まった。
その話を同僚にしたら
「武満徹の御代田?」と聞き返された。
武満徹は、御代田に別荘を構えて作曲活動をしていた。
「MI YO TA」という曲があるくらいだ。
もともとこの地域で別荘地を作る計画があり、武満徹が参加していた実験工房や、
当日有名だったデザイナーなどにも参加の声がかかっていたらしい。
そんな事を調べていたにもかかわらず、
すっかり忘れていた。
ひょっとしたら20年の年月を経て、
武満徹に引き寄せられたのかもしれないが、
まぁ、そんなことはないだろう。
たまたまなのだけど、
個人的には大好きな武満徹が見た景色、
聴いた音を少しでも共有できるのは嬉しい。
御代田ライフの楽しみが偶然ながらも増えた。
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