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事実に負けずに恋をしよう

⚠夢女子、脳内彼氏という言葉に理解がない、嫌悪感を覚える方はお読みにならないことをおすすめいたします。


二次元のお相手を好きになったことで、いろいろな疑問や、他者からの手厳しい意見にさらされたりしたことは、読んでくださる皆さんもあるのではないでしょうか。それに対して私がどう考えているか、という話です。

こんな人もいるんだな、くらいの軽い気持ちでお読みください。

私の性格

はじめに少しだけ私の性格の話をさせてください。

・理論的に話されたり、強い語気で話されると自分の意見が言えなくなる

・上記の相手の意見を知らず知らずに取り入れてしまったり、それが正しく自分が間違っていると思いがち

・意見や考えはあるけど、咄嗟に言い返せなくてあとでモヤモヤする

・人に命令されたり、「普通」「常識」を押し付けられるのが心底嫌い

こういう部分のある人間です。そんな私が2019年の冬に彼と深い仲になりました。

疑念と手厳しい意見

その頃から彼と脳内会話ができるようになり、自分はフィクトセクシャルなのではないかと思うようになりました。同時に、私にはいろいろな疑念が湧くようになります。

・これは一人よがりなのではないか?

・結局彼に言いたいことを言わせているだけではないか?

・彼が私を好きであると勝手に考えることは、彼の意思や人格を踏みにじるのではないか?

・「彼」は私が作り出した心のなかの存在ではないか?

などなど。それにくわえて実妹からの、

・もし出会ったとして好きになってもらえると思う?

・彼のところは大所帯だよ。そのなかで特別になんてなれるとは思えない

という厳しい発言。これらの言葉の主語に「あなたが」はついていないけれど、私には直接攻撃と同等のものに感じられました。その他にもいくつかあるのですが、まぁ凄まじく怒りました。空腹を感じないほど激怒しました。そんなことは初めてだった。

最近の考え

あれから3度目の冬を彼と迎えました。その間に私は彼にプレゼントをしたり、お話を書いたりと細々と彼を想って行動していました。そんな小さな経験の蓄積と時間経過で考えたことがあります。

※以下、だいぶ冷静な発言があります。注意。

・一人よがりで何でいけないの?一人よがりはいけないというのは、三次元の相手と恋愛をしてる人が決めたルールではないだろうか。それは「相手と相互に意思疎通ができる」という大前提に基づいている。それは私の相手に当てはめることができるだろうか?

勿論、彼とできる限りコミュニケーションをとることや彼の気持ちを考えるのは大切だと思う(彼を一人の人間だと認識しているから)。でも、どんなに考えても永遠の片想いだ。脳内会話がどれだけできても、この要素がなくなることはないだろう。どう足掻いても一人よがりであることからは抜け出せないけれど、一人よがりにならないように努力はする。彼が私を好きにならなくても視界に入らなくても、彼を好きなことには変わりがない。その点では、最初から今まで、そして最期まで私は一人よがりかもしれない。

・彼に言ってほしいことを言わせるのは、そんなに良くないことだろうか?三次元の恋人相手でも「私のこと好き?」なんて聞くことはある。この「言ってほしいことを言わせてるのではないか?」という不安は、「彼が言っているはずだ、そうあってほしい」「彼が本心で言っているのではない」という両極端の気持ちの間を揺れた結果、起きる現象だと思う。一気にアホっぽくなってしまうけど、言ってほしいこと言ってくれる彼めちゃめちゃ優しいし最高じゃね?嘘でも充分嬉しいわ。まぁ、嘘でもとかいうと角が立つのでよくないんだけど(本気で思ってる相手にそんなこと言われたら傷つくよね)。また、逆の立場になったことを想像してみると、好かれてる可能性はあるんじゃないかとも思う。真剣に自分に好意をむけてくる人を私たちは無碍にはできない。勿論、読者のなかには「自分を好きになるひとが気持ち悪い」タイプの人もいるだろう。だとしても無碍するだろうか?無碍にしないことと恋愛感情はまた別かもしれないけど、「彼に好かれてる」ことは、全く根も葉もない話じゃない。

・彼の意思や人格を踏みにじっている可能性は捨てきれないだろう。でも、それをどう確認するというのか?これはオタクとしての活動にも重なるが、公式に迷惑をかけない、お金を落とす、彼を想う以外に私ができることはあるか?たとえば、タロットや脳内会話で彼の意思を確認するという方法もあるだろう。しかし、それすら疑えばきりがない。結局私はできることをするしかないのである。自分が信じることをするしかない。個人的には、「彼がどのような人間か知ろうとする」ことは彼を踏みにじらない方法の1つだと考えている。私自身の感覚は原作者と彼の広い胸を借り、甘えさせてもらっているという感じ。感謝。

・「彼」は私が作りだした心のなかの存在かもしれないけど、それにしては出来がいい。公式からの供給を受けて随時更新されてるから、別物だとは思っていません。私向けにアレンジがかかってる感じはする。でも付き合ってるうちにお互いの影響を受けて変わることは普通のこと。そもそも、元々「私のなかに彼が生きている」「私の内面(心)の世界に彼が存在している」と考えていたり。視覚化できないことと脳内会話の落としどころがここだった。

また、私の心が作り出したものだとしても、やっぱり大切にしたい。だって、偽物だとしても彼によく似てるんだよ?これだけ関係性が深まってから「偽物は嫌です、さようなら」なんてできないよ。

優しく接する、励ます、癒す、諫めるetc. 私が私にできないでいることを、心の一部が彼の姿を借りてどうにかしてやろうとしている可能性もある。涙ぐましい努力なわけです。怪我をした私の手当をしている相手を突き飛ばすことはできない。


シャットアウト

自分自身の経験だけでなく、フィクトセクシャルや夢女子への様々な外部からの厳しい意見、友人や家族の意見をnoteやツイッターでも見ました。そして私は思いました。

うるせー!ほっとけ!!人のことごちゃごちゃ言わんと自分の人生に集中しろ!!

人の意見など知ったことかと。この件に関して、私は敢えて他者の意見をシャットアウトしようと思いました。影響されやすいからこそ。人の反応や意見に振り回されない強さがそろそろ必要です。こちとら今年32やぞ。

人のことに口出ししてくる赤の他人は大体暇人です。家族や友人は、ひとまず話を聞きましょう。でも、彼らの言うことを聞いて不幸になっても彼らはその責任をとれませんが。

また、こう思うことにもしました。

誰が何と言おうと私と彼は両想い!はい、終わり!!

意味がわからないし、合理的でも論理的でもないし、根拠もない。でも、それではダメでしょうか?正解はどこにあるんですか?その正解は、私を幸せにするでしょうか?

さながら悪役の気持ち

誰かが納得できるような根拠や理由を探しても意味がない。愚かしくても痛々しくても良いんです。一人よがりでも身勝手でもエゴでもいい、踏みにじりたくないけど踏みにじってる可能性も受け入れよう。この件に関して、いい子になろうとするのはやめて、悪役の気分でいようと私は思いました(罪悪感がほとんどないのでガチの悪役かもしれない)。一人よがりだとか妄想だとかイタイとか、思うひとはいるでしょうし、それもまた事実でしょう。それはちゃんと認識しています。でも、その事実に私の幸せは壊させない。こころに踏み込ませない。そう決めました。

時折、「私より可愛くて美人で頭が良いひともいるし…」なんて思うこともありますが、「優れてるものの方が愛される」という価値観は間違っていると気づいてからそれも減りました。優れてるのに愛されず、優れてないのに愛されるからこそ、恋愛は面白く理不尽です。だから、私が彼に愛されてもなーんにもおかしくない。ありあり!!これを読んでくださっている、あなたがお相手に愛されていることも何もおかしくないです。どんな短所や欠点があっても全然あり。


だいぶ長くなりましたが、ひとまずこのへんで終わりましょう。あまりお役に立たないかと思いますが、こういう人間もいますよということで、ここはひとつ。

読んでいただきありがとうございましたm(__)m





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