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#401 人にはいろんなタイプがある→僕は穏やかタイプ:相手のタイプを見極めましょう
どうも,こんにちは。
古田博大(ふるたひろまさ)です。
このブログを初めてご覧になる方は,はじめまして。
いつもご覧くださっている皆様,いつもアクセスありがとうございます。
僕は,1990年生まれで現在30歳。2017年1月から弁護士として働き始めましたが,ちょうど2年半が経過した2019年7月10日にうつ病を発症し,それから今日までずっと休職しています。
うつ病発症からしばらくは,眠ったり食べたりすることもままならず,生きることそのものが苦しい時期が続きましたが,長い時間をかけて少しずつ回復することができました。今は,週2日の休みをはさんで毎日出勤練習(慣らし勤務)を繰り返しながら,復職への準備を進めています。
去年(2020年)の12月1日から,少しずつ業務にも携わるようになりました。具体的には,理論的な調査や簡単な法律相談を担当するようになりました。今のところ,仕事を理由に大きく調子を崩してはいません。
うつ病をきっかけに「自分も何か行動したい!」と思い,2019年12月から,この毎日ブログを始めました。とはいえ,このブログでは,うつ病に関することだけでなく,日々考えたことを自由気ままに書いています。
書きたいことがたくさんあって,文章が長くなってしまうことも多いですが,ブログの負担が大きくなりすぎてうつ病に悪い影響を与えないよう,書き始めてから1時間程度でアップロードすることにしています(#ほぼ毎日時間オーバーしていることはナイショです)
「書きたいがたくさんある」と「1時間でアップする」は両立が難しく,そのため,文章がつながっていなかったり,文章自体がわかりにくかったりと,弊害も多々あるんですが,どうしても「毎日ブログ」を続けたいので,毎日綱渡り状態ですが,アクセスしてくださる皆様のおかげで,今日までなんとか続けることができています(;^_^A
(ちなみに,「、」ではなく「,」を使っているのは,判決など裁判所の公式文書は全て「,」が使われていて,僕も仕事上それに合わせていて,ブログを書く際にいちいち「,」と「、」を入れ替えるのがめんどくさいだけです。詳しくはこちら)
僕のうつ病の経過については↓でまとめています。
それでは,今日も書いてきます!
いやはや,今日は帰ってブログを書いていますが,本当に大変です。
僕は,仕事を終えて帰った後の夜にゆっくりと休養をとる時間が必要で,なおかつ,8時間以上の睡眠時間も必要です。
そうすると,僕が活動できる時間(仕事できる時間)は,本当に朝9時~午後6時頃までの約9時間に限られてきます。
ギリギリ,午後7時頃まで仕事することもできると思いますが,ただ,7時まで仕事してしまうと,帰宅して夕ご飯を食べ終わり,片付けまで済ませると,あっという間に午後8時になってしまいます。
午後8時からゆっくりと休養をとり,そして8時間以上の睡眠時間を確保することは,それなりに大変です。
特に僕は,せっかちな性格ではなく,かなり穏やかな性格です。
ゆっくり・じっくり物事を進めていきたいタイプです。そして,急ごうと焦ってしまうと,大抵は,結局のところ,より時間がかかってしまいます。
典型的な「急がば回れ」タイプです。焦って急いだってろくなことありません。
ペースを乱さず,ゆっくりと着実に進んでいったほうが,結局は,よりたくさんの仕事をこなすことができます。
しかし,仕事では,せっかちな人が評価されがちです。
特に,お金を払うお客さんの立場からみると,お金を払った相手が,すぐに仕事に取り掛かってくれたほうが評価されます。
でも,果たして,その評価基準は妥当なのでしょうか。
確かに,急いでいる「風」だと,一見すると,仕事を早く済ませてくれそうでいい感じです。
でも,「急がば回れ」ということわざがある通り,回り道とはいえ,着実に進む道を進んだほうが,結局は,早く仕事が完了するというパターンも,それなりにあるのです。
たぶん,急いで仕事を進めてほしい人と,急がなくてもいいから着実に進めて欲しい人,2つのパターンがあるはずです。
でも,世間的には,急いで仕事を進めてくれる人が評価されてしまっていて,それにつられて,本来,ゆっくり着実な仕事を好むはずなのに,急いで仕事をしてくれる人を好んでしまう人たちも多いはずです。
これは,大きな不幸を生んでしまいます。
本来,急がなくてもいいから着実に進めてほしいタイプなのに,世間の「常識」につられて,仕事を相手を急かしてしまうと,それはもう,めちゃくちゃに不幸です。
自分のタイプをきちんと理解して,自分のタイプにあった仕事相手を選んだほうがいいと思います。
これは,弁護士を選ぶ場面にも当てはまります。
せっかちな性格で,急いで仕事を進めて欲しい人ならば,そういう,せっかちな弁護士を選ぶべきでしょう。
逆に,ゆっくりでもいいから着実に仕事を進めて欲しい人は,そういう,穏やかな弁護士を選ぶべきです。
でも,依頼しようとする弁護士がどんな仕事ぶりなのかは,実際のところ,依頼してみなければわかりません。
残念ながら。
依頼する前の相談の段階で,相手の弁護士がどんな人物なのか,ある程度はわかるでしょうが,その後,見えなかった部分が見えてくる場合も多いと思います。
弁護士とはかなり長い付き合いになることもありますからね。裁判を提起するとなると,1年なんてあっという間です。
その場合,弁護士に1年以上,自分の依頼を動かし続けてもらうことになります。
その中で,依頼前の相談の段階で見えなかった部分が,いろいろと明らかになってくるはずです。
結局,依頼する前に,仕事ぶりを正確に把握することは難しいです。
しかも,仕事ぶりがよくわからないまま,「着手金」を要求されます。
弁護士に依頼する場合,最初に着手金を支払う必要があり,この着手金は返還されません。
返還される場合もありますが,それは,弁護士側の都合で辞任する場合に限られます。
例えば,「利益相反」といって,事件の相手から既に相談を受けていたことが判明した場合は,弁護士法上,依頼を受けることができないので,着手金を全額返還して,依頼をお断りします。
でも,依頼者側の都合で(例えば,弁護士の仕事ぶりが気に食わない,弁護士と相性が悪いなど),弁護士との契約を解消した場合は,着手金は戻ってきません。
弁護士が事件を何年も放置したりして,仕事ぶりが明らかにダメな場合は,着手金の返還を求められる可能性はありますが,そうでもない限り,いったん支払った着手金は全額戻ってこないと考えてよいでしょう。
そうなると,仕事ぶりがよくわからない状態で着手金を支払わなきゃいけないことになってしまいます。
これは,確かに大きなリスクではありますが,弁護士側から言わせてもらうと,依頼を受けた場合,その依頼に対して,いろいろとお金と時間をかけることになるんです。
時間をかけて書面を作成したり,事務員に作業をしてもらったり,裁判所に出頭したり。
そういった,事件処理に必要な時間とお金,そして労働などの対価は,当然頂かなければいけなくて,それが「着手金」なのです。
事務所によっては,「タイムチャージ」といって,必要となった時間の合計を基準に,弁護士報酬を算定する場合もありますが,これは,お客さんにとっては,「最終的にいくら必要になるかわからない」というリスクがあって,あまり浸透してはいません。
事件の最初に頂く「着手金」と,事件終了後に頂く「報酬」という料金体系は,弁護士側とお客さんのリスクを天秤にかけたうえで,うまく調整を図った,それなりに理にかなったシステムだと思います。
ただ,この料金体系だと,仕事ぶりがよくわからない状態で着手金を支払うというリスクは,やっぱりあります。というか,このリスクを完全にゼロにできないのが,この料金体系です。
でも,このリスクをなるだけ下げることはできて,その方法は,依頼する前に,弁護士をよく観察することです。
どんな性格なのか,話し方が癪に障ったりしないか,誠実そうか。
何より大事なのは,自分のタイプと合っているかどうかです。
なるべくせっかちに,急いで仕事をしてほしいのか。
せっかちに仕事をされるよりも,着実に進めてほしいのか。
着実に,なおかつ急いで仕事を進めてほしい,というのが多くの人の願いなのでしょうが,それは,弁護士たちも全員目指しています(笑)。
僕が言いたいのは,弁護士も人間なので,いろんなタイプがあるということです。
「弁護士」とひとくくりにしちゃう人が多いかもしれませんが,いろんなタイプがいます。
実際に,弁護士業界で何年も仕事していると,そのことを本当に実感します(笑)。
だから,きちんと見極めてほしいのです。弁護士のタイプを。
依頼する前,もっと言えば,着手金を支払う前に,着手金を支払おうとする弁護士が,自分の性に合っているかどうか,きちんと見極めましょう。
自分で納得して依頼すれば(着手金を払えば),事件が進んで,最終的に出た結論も受け入れやすくなるはずです。
焦って弁護士を選ぶ必要はありません。じっくりやりましょう。
ちなみに僕は,先ほど説明したとおり,せっかちではなく,ゆっくりと着実に,穏やかに仕事を進めるタイプです。
だからこそ,事件もきちんと管理していて,放置することはありません。
どの事件も,きちんと進捗を把握してます。
まあ,うつ病によって,手持ちの事件すべてを放棄してしまったという,目を背けたい現実がありますが,だからこそ,もう事件を放棄したくないんです。
めちゃくちゃ悔しかったのです。手持ち事件を全部放棄したのは。
本当に悔しかった。
もう,僕のお客さんを,だれも裏切りたくないんです。
もうあんなの,絶対にいやです。
投げ出すくらいなら,最初からゆっくりと着実にやります。急いでいいことなんて,僕の場合は何もありません。
時間をかけながら,少しずつやっていきます。
【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら)
まだまだ僕のうつ病は治っていないので,毎日うつ病の経過を記録しています。
今日までに経過した期間↓
・うつ病発症(2019年7月10日~):546日(1年5か月と27日)
・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):467日(1年3か月と10日)
・午前中の散歩(2019年11月7日~):426日(1年1か月と30日)
・毎日ブログ(2019年12月3日~):400日(1年1か月と3日)
・出勤練習(2020年3月30日~):282日(9か月と7日)
今日で,出勤練習を始めて9か月と7日です。新型コロナウイルスの影響で,2020年4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,約8か月間出勤練習を積み重ねてきました。
そして,去年(2020年)の12月1日から少しずつ業務に携わるようになりました。
具体的には,理論上の問題を調査したり,簡単な法律相談を担当したりするようになりました。
裁判所への出頭はまだですが,これから少しずつ,やっていけたらいいなと思います。
さて,今日は出勤しました。午前9時~午後6時(定時)まで滞在しました。
今日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),午後11時57分~朝8時8分までの睡眠が記録されています。昨晩も一昨日の晩に引き続き就寝が遅かったですが,寝つきはよく,朝までぐっすり眠れました。SleepCycle独自の睡眠品質も93%/100%と高得点です。
(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)
↑で書いたとおり,昨晩から今朝にかけてよく眠れました。おかげで,だいぶスッキリした感じもありましたが,疲れが残っている感じもありました。
どうやら,疲労が蓄積してきて,昨晩からの睡眠だけでは充分に疲労が解消できていないようです。
だから,今日は早めに布団に入って,ゆっくり休もうと思います。
毎日きちんと睡眠を取り,疲労を回復することが,うつ病を再発させないための基本です!
今日もブログ書けてよかった!
それではまた明日!・・・↓
昨日のブログ↓
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※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。
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