最近通りすがった、色の濃い言葉たちよ
言葉が美しい人は美しいよ
それは言葉遣いももちろんだけど、どんな単語を用いるか、どんな比喩をするのか、そういうところに美しさは現れると思う。
という訳で、最近かけてもらったり見かけた言葉たちセレクションを開催しよう
①ポジティブだよね
「一度失敗した料理はもう元に戻せない(みたいな話だっけ、ちょっと忘れちゃった)というような内容の本を読んだことがある」
って友達が言ってて、それに対して
「でもソースかけたりして、もっと美味しくすることはできるよね」
って言ったら、
「ポジティブだよね」
って言われた。嬉しい。わたしは前はネガティブど真ん中を貫いてたから、まさかそんなふうに言われる日が来ると思わなかった。
なんか自分でも分かる、最近明るくなった気がする。というか、実は元々明るかったのかしれない。そこに巨大な樹があって、影がかかってたのかもしれない。その樹を切り倒すことができた気がする。
②良い大人になろうね
良い大人っていうのはどんな大人なのでしょう。
わたしは、人に優しくて穏やかな人が、良い大人だと思うなぁ。それに加えて好きなものがあると尚更良しだよなぁ。そんな人に、私はなりたい。
そんなこと友達に言われたことないから、なんか、嬉しいとも違うけど、とにかく明るい気持ちになった。良い大人になるぞー!って純に思った。
③ゆりあちゃんは、欲が無さすぎるね
わたしは自分のことを欲ありすぎ人間だと思っていたが、実は客観的に見て欲がない方なのかもしれない。今度それについて詳しく教えてもらおう。いつも私の内面を見てくれる友達が言ってくれた言葉。大好き。いつも発見させてくれてありがとう。
④ありがとうという言葉
ありがとうって言葉は、有ることが難しいという、「有難し」という言葉からきているらしい。
お釈迦様が言うには、人間で生まれてきたことがいかに貴重なことか、「有難し」なことか。その喜びと感謝の心を伝えるようになったのが語源なのだそう。
お釈迦様天才!!言葉つくるのうますぎ!!
ありがとう、っていう瞬間は貴重な瞬間なんだね。当たり前にあることじゃないんだね。
⑤お花貰ったみたいな気持ちになった
これはわたしが、まだあんまり親しくない友達がいるという子に、「友達で行こうぜ!って近寄ったらいいと思うよ」と言った時に、友達が言ってくれた言葉。
いやもう、その言葉がお花みたいだよう!!
⑥これがもし恋心であって、これほどの粘りと持続があったら、どんなに若者らしかっただろう。
これは三島由紀夫の『春の雪』にでてくる一文。
三島ってわたしのこと知ってる!?ってくらい、わたしの思想にぴったりな言葉を書いてくれてる。
この感情は、なんだろう?ってときに、この感情に名前がつけられる人を心底羨ましいと思うときがある。というか、常にその状態である。三島はなんで、そんなにわたしのこと知ってるのだろうかな。
⑦自分の透明な孤独な頭に、水を掻き立てて沸き起こる水底の砂のような、細濁りがさすのをいやに思った。
これも春の雪から。わ、か、る、よ〜〜!!由紀夫ーー!!もう、綺麗になった水のような頭の中を、未知の感情が侵入してきて水が曇るのがいやなの!!でも、実は嫌じゃないのかもしれないの!わからないの、自分でも!
三島の文章は本当に、美しくて麗しくてため息が出る。読むたびに、美しいという意味の言葉を、美しい以外にもっと知りたいと思う。
⑧とっても素敵な1日でした
これは今日、古着屋さんに来てくれたお客さんが言ってくれた。わたしが話したことをこんなに喜んでくれるとは!!わたしは!!嬉しい!!
金曜日に学校のテストのご褒美にまた来てくれるらしい。嬉しいよぉぉ。生きてる心地がする!!
⑨スウィートラブリー
これも私のだいすきな友達の言葉。ネックレスを作ってあげたら、わたしのことを「太陽だと思ってる、スウィートラブリーな友達」って書いてくれてた。あぁ!わたしはスウィートラブリーなのか!その子にとって!生きてる心地がするパート2である。そして私もその子をスウィートラブリーだと思ってる。オザケンなのかな私たち。
⑩なんか可愛いな
これはわたしが、最近よく来てくれる女の子のお客さんと友達になったことを同僚の人に話した時に言われた言葉。
「ハッピー振り撒いてるね、なんか可愛いな」
にゃー!外見褒められるのもとっても嬉しいけど、内面褒められるのはもっと嬉しいー!
ハッピー振りまくことが可愛い世界!!ビバ!!と思った。
以上、わたしの最近のハッピー美し言葉であった。