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貴族が発明した究極の道具、カトラリー その魅力を全解剖! ~その①最中柄
皆さん、こんにちは! ラッキーウッドの小林です。
貴族が発明した究極の道具、銀器 (カトラリー)。
その魅力のお話しです。
銀器・カトラリーの魅力 ~その①
「最中柄」と呼んでいるナイフの柄のカット写真です。
中空なので、厚みがありながら軽く、非常に使いやすいナイフとなります。
なんで、「最中」なのかというと、お菓子の最中のように、ドーム状の薄皮を二枚重ねているためです。
(もちろん、これは日本名。英語ではホローハンドル hollow handle「中空柄」といいます。)
当社の最中柄の中に、アンコは入れません (笑)。
手にしただけで、切る臨戦態勢に入れる、絶妙な厚み。
あの、マジックペンの直径が16mmくらいなのですが、あれも人間工学上、持っただけで軽くかける適度な厚みとのこと。
握り込む等の力はいらないのです。
この最中柄のナイフも、手に持っただけの力で、お肉を切ることが出来ます。余計な力はいりません。
これも、貴族が発明した究極の道具の性能のひとつなのです。
銀器・カトラリーのことを、
作り手としても、知れば知るほど、
料理への使いやすさとともに、作る方や、作り手のことまで配慮され、
無駄が省かれ、必要最小限にしぼられた、形状とその製法に、
完成度高さを思い知らされます。
今や、世界の5分の1の国の人が、自国の料理を一番おいしく食べれる道具として認めています。
でも、手は何万年、箸は何千年、カトラリーはたった2百数十年の歴史しかないのです。
いかに、優れた道具であるか、証明されていますね。
これは、最初からあったものではないのです。
さすが、贅を極めた貴族だからこその、到達点。
至高の道具なのです。
その魅力をひとつずつ、ひも解いていきましょう。
お楽しみに!