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ラッキーウッドの新旧マーク揃い踏み!製品の刻印が2種類ある本当の理由

皆さん、こんにちは!ラッキーウッドの小林です。

写真は、ラッキーウッド・カトラリー工場の入り口の看板です。

左側のワインレッドの看板は、現在のロゴマーク。
右側の「小林工業株式会社」の文字の上にある丸いマークが、昔のロゴマーク。(「金属洋食器」とは、昔から使用されているこの産業の正式名称。)

右も左もマークの中には3本松。これは、小林の「小」を表しているのですが、右側のマークは、正円の中に3本松。
なので、「丸ラッキー」と呼んでいます。
(その横にバーが引かれ上に「LUCKY」下に「WOOD」の表記があります。)

左側のマークは、やや四角い円の中に3本松。
なので、「角ラッキー」と呼んでいます。

新旧と言っていますが、
実は、製品に押されているマークは、この2種類の表示に今でも分かれてい
ます。
1984年以前が「丸ラッキー」、1985年以降が「角ラッキー」の刻印が押されていまして、
1959年生まれの「デラックス」や、1967年生まれの「ロマンス」は丸ラッキー、1985年生まれの「シルバーレーク」や1997年生まれの「マリール」は、角ラッキーとなっています。

これは、社内デザイナーが変わった転換期にデザインイメージの見直しをしたためなのですが、その時に製品の刻印は統一しませんでした
そのため、2つの刻印型を維持しなくてはならず、倍のリスクとなるのですが、 何故、そんな手間をかける方を選択したのでしょうか?

それは・・
先人たちの作り上げたものをリスペクトし、そのままの「レシピ (品質・形状)」を尊重して作っているから。
そして、何十年も前からご愛顧いただいているユーザーの方に、同じものを提供し続けていることをお知らせし、不安にさせないため。

もし、ラッキーウッドのカトラリーが手元にございましたら、裏にある刻印を、是非見てみてください!

長く寄り添い、愛着がわく・・それにふさわしいものづくりを!

さて、このブログでは、
ラッキーウッド・カトラリーたちのデザインストーリー
スプーン・フォーク・ナイフの工程たちの隠された本当
職人よりも重鎮!ラッキーウッド工場の生き物のような機械たち
等々のテーマで、これから少しずつアップしていきますので、
どうぞ、お楽しみに!


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