六月定席 初日 第ニ部@大須演芸場(2022/06/01)【寄席編#2】

こんばんは。飯山大五郎です。

私はこの日、さらば青春の光さんの単独ライブに行くために夜行バスで名古屋に来ていました。19時開演でしたのでめちゃくちゃ暇。さて、どうしたものか。

…あ、名古屋には大須演芸場があるではないか!

ということで、ろくに下調べもせずに大須演芸場に向かいました。木戸銭は当日券が3000円。二色の水に濡れない扇子をもらい(?)、いざ入場。そこまで広くはない客席で、舞台と近いからこその臨場感。結構綺麗でした。

今日聞いた演目は以下の通りです。

○「1分でわかる世界の昔話のすべて」登龍亭獅鉄

開口一番は獅鉄さん。初めましてです。「登龍亭」のご一門、名古屋が拠点だからね。12分ほど諸注意のアナウンスをしたあとにさらっと、と言いつつぎゅぎゅっと詰まった一席。次から次に聞いたことのあるフレーズ、登場人物が出てきて面白かった。

○「悋気の独楽」桂笹丸

お次は笹丸さん。Twitterでよく拝見しておりましたが、生では初めまして。見た目からは想像できないような、しっかりとしたお声、口調で驚いた。浮気相手の女性が色っぽかった。竹丸師匠が終わったあと、再度登場で踊りを披露していたけど、これもよかった。

○「漫才」アンダーポイント

お次は漫才、アンダーポイントさん。名古屋を拠点とされているようですが、いや面白い。テンポ良くやりとりが続いていて心地いい。ご当地ネタについては、おそらく現地の人が聞けばドンピシャなのだろうと思います。地元の人ではなかったけど、面白かった。

○「禁酒関所」笑福亭由瓶

仲入りは由瓶師匠の「禁酒関所」。初めましてでしたし、初めて聞く噺でした。いやー笑った笑った。お役人さんも、禁酒令が出ているとはいえ、飲みたかったんだねえ。お役人さんが少しずつべろんべろんになる雰囲気もお見事。同じ手を2度使ってお酒が飲めたんだし、3度目だってお酒って思うよな、確かに。

〈お仲入り〉

休憩です笑(15分)

○「太閤の風流」旭堂鱗林

くいつきには鱗林さん。鱗林さんは、3月の「伝承の会」以来。幼稚園教諭だった(!)というまくらを振って「聞いたことあるなあ」と思った読み物は「太閤の風流」。愛山先生がおやりになる「柿のご意見」の前半部分かな。聞き取りやすいお声と、明るい雰囲気。いいなあ。

○「ジャグリング」キビート

ヒザはジャグリングのキビートさん。太神楽曲芸師の豊来家幸輝としても活動されているとのこと。二刀流じゃん。ジャグリングだけでなく、パントマイムなどのパフォーマンスを盛り込んだ高座。客席を惹きつける工夫が随所にあって飽きない。今度は太神楽も見たいなあ。

○「代脈」桂竹丸

この日の主任は竹丸師匠。本題に入る前に、一つひとつをバチッとはめてくる小噺を次から次に繰り出してきてめちゃくちゃ面白い。その後、「代脈」へ。初めて聞いた噺。米丸師匠のお弟子さんですから本来は新作派の師匠ですが、古典も面白かった。

改めて見ると、仲入りで小便、主任で屁が出てくるという(笑)。今度はいつ行けるかな。それではまた。


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